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HDDの状態をチェックする CrystalDiskInfo クリスタルディスクインフォ

CrystalDiskInfo クリスタルディスクインフォは、HDDの健康状態をチェックするフリーソフトです。また今使用しているハードディスクのメーカーや回転数、接続規格なども知ることができます。

ハードディスクの診断ツールとしては、SeaToolsなど各HDDメーカーから出ているものもありますが、CrystalDiskInfoは、それらより簡単に手軽にHDDの状態をチェックすることができます。

SeaToolsなどで、常日頃からHDDの状態を確認するというのは、手間がかかりますので、パソコンを初期化する前や普段のHDDの状態チェックとしては、こうしたソフトのほうが便利といえます。ちなみにCrystalDiskInfoは、2008年 窓の杜大賞を受賞しています。

ハードディスクには、S.M.A.R.T.情報(スマート)というものが記憶されています。障害の早期発見・故障の予測を目的としてハードディスクドライブに搭載されている機能です。

S.M.A.R.T.情報には、読み取りエラーの発生率や異常セクター数、温度、電源投入回数、累計稼働時間など様々なものがあります。これらをWindows上で手軽に見れるようにしているのが、CrystalDiskInfo クリスタル ディスク インフォです。

ダウンロード

CrystalDiskInfoは、ハードディスクのメーカーや回転数、接続規格などの情報をはじめ、S.M.A.R.T.情報を一覧で表示し、正常・注意・異常の3段階で健康状態を知ることができます。ダウンロードは下記から。

CrystalDiskInfo ダウンロード

通常はアイコンをクリックして起動します。

アイコン

CrystalDiskInfoの画面。

CrystalDiskInfo

HDDを複数搭載している場合は、上部のメニューバー→ディスクで切り替えます。外付けのハードディスクの情報も確認することができます。

ディスク

見方

まず基本的なハードディスクの概要を知ることができます。

メーカーや型番・性能を見ることができます。ハードディスクによっては一部不明な箇所が出るときもあるようですが、かなり詳しく知ることができます。

ハードディスクの型番・容量 (赤)、接続規格と速度 (緑)、キャッシュ (水色)、回転数 (紫)。他に温度や使用時間なども分かります。

概要

  • メーカー・・・ST (Seagate)、WDC (Westen Digital)、Hitachi (HGST)など
  • インターフェース・・・IDEやSATA
  • 転送速度・・・SATA150 (SATA)、SATA300 (SATAⅡ)、SATA600 (SATAⅢ)
  • キャッシュ・・・16384KB (16MB)、1024KB=1MB
  • 回転数・・・5400回転や7200回転

一覧を見ると分かりますが、S.M.A.R.T.情報は、現在値・最悪値・しきい値(閾値)・生の値という言葉で表現されています。ポイントとして、現在値がしきい値を下回ると危険な状態といわれています

  • 現在値・・・一般に数値が小さくなるほど状態が悪い。数字は常に変動します。
  • 最悪値・・・今までで計測した最も悪い値
  • しきい値・・・HDDメーカーが定めている危険ラインである値、限界値。
  • 生の値・・・SMART情報のデータ。16進数で表記されています。

HDDにより表示される項目は異なりますが、特に重要な項目として下記の項目がよくあげられているようです。

  • 代替処理済みのセクタ数
  • スピンアップ再試行回数
  • 代替処理保留中のセクタ数
  • 回復不可能セクタ数

全体評価で「注意」と出ていても、それは「HDDに変化が起きていますよ」というお知らせ程度のこともありますので、過度に不安になることはありませんが、値のところで現在値が、しきい値に近づいたり下回ったりした場合は注意が必要です。

代替処理済みのセクタは、それほど過敏になることはないかもしれません。

もちろん現在値がしきい値を下回るのは注意が必要ですが、ハードディスクには不良セクタを代替処理するといわれています。

要するに不良セクタが出た場合に、そのままではよくないので、別の領域のスペアとなるセクタに代替するというものです。車でいうとスペアタイヤを積んでいるという感じでしょうか・・・

このスペアセクタがハードディスクによって、どれぐらいあるかは分かりませんが、スペアセクタがなくなった時に、現在値がしきい値を下回ることになるのではないかと考えられます。

ハードディスクはスマート情報と関係なく、様々な原因で突然壊れることはあります。CrystalDiskInfoは便利なフリーソフトですが、過信せずにバックアップは常に取っておいたほうが安全です。


USB接続・外付けハードディスク

クリスタルディスクインフォは、内蔵のハードディスクだけでなく、USB接続のハードディスク・外付けハードディスクの状態もチェックすることができます。USB・外付けハードディスクを接続したまま、クリスタルディスクインフォを起動すれば見ることができます。

外付けハードディスクも、パソコンの内蔵ハードディスクと同じようにハードディスクが入っていますので、見方や使用方法は同じです。

USBの外付けハードディスク。複数のハードディスクが接続されている場合、赤枠の部分をクリックしてチェックするハードディスクを切り替えます。ドライブレター(CやEなど)が表示されています。

外付けハードディスク

事例

異常と出ているハードディスクは、やはり問題が大きいといえます。これは早めにバックアップを取るべきだといえます。

また傾向として、代替処理保留中のセクタや回復不可能セクタが出ているハードディスクも要注意です。

起動が遅い、起動しなくなったなどのトラブルにあうパソコンでよく見ることがきます。

起動しなくなったWindows VistaがインストールされていたHDD。パソコンをHDDから取り出してCrystalDiskInfoで調べたところ。HDDの不良セクタの代替処理ができなくなり、悪化していったと思われます。

Vista

同じく起動しなくなったWindows Vistaに搭載されていたHDD。

起動しなくなったパソコン

ある日突然起動しなくなった Windows 2000に搭載されていたハードディスク。

Windows 2000

BIOSでHDDスマート エラーを検出していたハードディスク。起動や動作が極端に遅くなる症状が出ていました。

スマートエラー

起動しなくなった Toshiba Dynabook。OSは、Windows XP。

Toshiba

同じく起動しなくなった Toshiba Dynabook。OSは、Windows Vista。

dynabook

起動しなくなったWindows XPのノートパソコン。

Windows XP

起動しなくなったWindows Vistaのパソコン。このハードディスクはファームウェアに問題があると一時いわれたSeagateのものです。該当するSeagateのHDDは、比較的早い段階(1~3年)で不良セクタや代替処理中のセクタが出てくるように思います。

Seagate HDD

正常に認識しなくなった外付けハードディスク。

外付けハードディスク

こちらも正常に認識しなくなった外付けハードディスク。

ハードディスク

稼働時間もまだ100時間ぐらいの新しいノートパソコンですが、代替処理保留中のセクタが出ていました。実際にこのパソコンは、Windowsやプログラムが起動しないなどのトラブルを起こしていました。

新しいノートパソコン

クリスタルディスクインフォは、ハードディスクのSMART情報をそのまま見ることができます。

他にもSMART情報を見るソフトはいろいろあると思いますが、たぶん一番見やすいソフトではないかと思います。

別の不良セクタ検出ツールなども使用しましたが、不良セクタの数などはほぼ合致していました。

いろんなハードディスクで調べてきましたが、調子の悪いハードディスクはほぼ必ずといっていいほどクリスタルディスクインフォで注意や異常となるようです。




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