デバイスの管理・確認

パソコンを構成している部品や接続されている周辺機器のことを デバイスといいます。つまりデバイスマネージャーとは、それらデバイスを管理するところになります。

デバイスが正常にパソコンに認識されているかどうか確認したり、ドライバのインストールを行ったりします。またパソコンを構成しているデバイスの型番などの情報を得ることができます。

デスクトップ 左下検索窓に デバイス、デバイスマネージャーと入力。あるいは、コントロールパネル→デバイスマネージャー。

デバイスと入力

Windows 10、デバイスマネージャー。

デバイスマネージャー

デバイスマネージャーでは、パソコンに内蔵している機器の型番や種類などスペックを調べることもできます。例えば、以下のようなものがあります。

BluetoothBluetooth

Bluetooth機能の有無、チップ・カードの型番、Bluetoothのバージョンなど。


光学ドライブ光学ドライブ

光学ドライブの型番、種類など。


ディスクドライブディスクドライブ。

HDDSSDの種類・型番など。


ディスプレイアダプターディスプレイアダプター。

CPU内蔵グラフィックやグラフィックボードの型番など。


ネットワークアダプターネットワークアダプター。

無線LAN、有線LANアダプターの型番など。


プロセッサプロセッサ。

CPUの型番、総スレッド数など。


TPMセキュリティデバイス。

トラステッド プラットフォーム モジュール。略してTPM。


TPMはバージョンが1.2や2.0などがあります。主にCPU内蔵の機能です。Windows 11のハードウェア要件のひとつとして、TPM 2.0が示されています。

他に、使われている機器のドライバのバージョンを調べたりすることもできます。

ドライバのバージョン該当する機器、右クリック→プロパティ、ドライバタブ。

ドライバのバージョンが表示されています。


メーカーサイトで公開されているドライバのアップデートを適用する際に、確認することがあります。

一般的にドライバは、パソコンメーカーの公開しているものをインストールします。ただ一部のパソコンでは、メーカーサイトでそのOSに対応したドライバを公開していないということもあります。この場合、デバイスマネージャーからドライバの更新を行い、Microsoftの公開しているドライバを適用することもあります。

ドライバの更新ドライバの更新。


パソコンの周辺機器が正常に動作しない、音が出ないなどのトラブルの場合、デバイスマネージャーの一覧の中で、該当する機器にマークが付いていることがあります。必要であれば、ドライバの再インストールなどを行います。

パソコンによっては、OSをインストールしたり機器を増設したりすると、デバイスマネージャーに不明なデバイスやドライバの適用されていないデバイスが表示されることがあります。

デバイスには、開発・製造元を表す ベンダーID、デバイスの種類を表すデバイスIDがあります。

ベンダーIDとデバイスID例:ネットワークアダプター。アダプターの型番→詳細→ハードウェアID。

この例では、VEN_8086、DEV_153B。


該当するデバイスでデバイスIDやベンダーIDが表示されることがあるため、それを手がかりにドライバを探したり、インストールするということもあります。