SSDのデフラグ

Intel 320シリーズのSSDを使用して半年以上経ちますが、使用感はなかなかよくてSSD交換時とほとんど変わりなく使えています。ストレスフリーといったところでしょうか。

HDDの場合、断片化の影響が大きいせいか使用期間が長くなると、それだけレスポンスも低下する傾向があります

SSDは物理的な駆動部がないというのもあり、使用期間が長くなってもほとんど影響が出ないようです。もともとの性能が優れているというのもあると思います。

それとかなり無理な使い方、事情により電源の強制断などが数十回はあったのですが、HDDに比べるとこちらもなぜか影響がそれほどありませんでした。

パソコンが強制終了するとHDDだと、WIndowsのチェックディスクが始まることが多いのですが、SSDにしてからチェックディスクになった記憶がほとんどありません。たまたまだったかもしれませんが・・

交換時と現在のベンチマークテストを比較してみました。OSはWindows XPで、使用しているSSDはIntel SSD 320シリーズ 80GBです。

交換時のベンチマークテスト。大体こんな感じ。ほぼIntelの理論値通りです。

現在のベンチマークテスト。

読み込み速度は変化なしです。書き込みがやや低下しているというところでしょうか。

SSDのシーケンシャル読み書きは、HDDに比べるともともとが速いので多少速度が落ちたとしても体感的にはまだまだ許容範囲であるといえます。

実際、使用開始時とあまり変わらず快適に使用できています。

ただ現実に書き込み速度がやや落ちているので、調べて見ることにしました。

SSDは長く使用していると、書き込み速度が徐々に落ちてくるともいわれています。




デフラグ

SSDのデフラグは、効果があるのでしょうか?

HDDのデフラグは断片化を解消してヘッドの動きを抑えるため、デフラグの効果はそれなりにあると思いますが、SSDはフラッシュメモリなのでHDDのような物理的な駆動部はありません。

SSDの場合は、一般的にいわれるデフラグでは、全く意味がなくて むしろデフラグによるデータの移動・書き込みによってSSDの寿命を短くするだけになります。

調べたところ、IntelはHPで通常のWindows標準のデフラグやHDDデフラグツールは、SSDにとって不必要な消耗とFAQで回答しています。

そこで空き領域のデフラグというのを行なってみました。SSDに空き領域のデフラグが効果があるとしばしば聞くからです。

デフラグといっても、HDDとは違って読み込み速度回復が目的ではなくて、「空き領域のデフラグ」による書き込み速度の改善が目的ということになります。

そこで今回はデフラグとは言っても、通常のデフラグではなく、「空き領域のデフラグ」が可能と思われるフリーソフトを使用してみます。

先ずはオースロジックス デフラグ。デフラグと最適化というのを実行。

なぜか一部書き込み (512K)が低下しています。オースロジックス デフラグでは難しいようです

次にSSDに適しているといわれるDefragglerにて、通常のデフラグと空き領域のデフラグを実行。

何回かいろいろ試しましたが、これがやっと・・・

SSDでは空き領域のデフラグが効果があるかもしれないと思いましたが、それほどでもなさそうです。

時間をかけても、はっきりした結果がでないわけですから、空き領域のデフラグもあまり意味がないように思われます。

Intel SSD Toolbox

SSD換装時からどうして書き込み速度が落ちたのか?回復する方法はないのか?考えたところ、Intel製SSDでは、Intel SSD Toolbox というソフトウェアが使用できるのを思い出しました。Intelからダウンロードできます。

Intel SSD Toolboxを起動させ、Intel SSD Optimizerを実行。実行ボタンをクリックして数秒で終わりました。

その後ベンチマークテスト。

大きく変化がありました。

調べたところSSDには特性があることが分かりました。それは「Trim機能」といわれるものが関係しています。Intel SSD Toolbox ヘルプよりTrim機能について抜粋。

Intel SSD Optimizer は Trim 機能を使い、SSD の NAND フラッシュ管理ブロックからデータ ファイルを削除することにより、Intel SSD の即効性を支援します。 (Trim 機能は、使用されておらず削除できるデータ ブロックをオペレーティング システムが SSD に伝えるためのコマンド)

例えば、システムでユーザーがファイルを削除するとオペレーティング システムはファイルを削除するようにマーキングしますが、物理的にはファイルを消去しません。SSD はどのファイルが削除されるかの情報を持たず、すべてのファイルに有効なデータが含まれていると解釈します。このため SSD はそれに含まれる有効なデータだけでなく、ユーザーが削除したファイルも管理し続けます。

Intel SSD Optimizer を使うと、ツールは削除されたファイルを特定し、その情報を SSD に伝えます。この通知により SSD は内部管理空間をクリーンアップし、削除されたファイルを管理する必要がなくなります。

日、週、月ごとに Intel SSD Optimizer が自動的に実行されるようにスケジュールで予定したり、手動でいつでも実行することができます。

要するに分かりやすくいうと OS上ではデータを削除していても、SSDから見るとそれが完全に削除されていることにはなっておらず、データ書き込み時に遅れが生じます。

よってTrim機能を使用することによって OS上で削除しているデータを「完全に削除されていますよ」とSSDに通知することで書き込みをスムーズに行えるという感じでしょうか。

SSDの書き込み速度の低下が気になるという場合は、Trim機能を使用すると改善すると思われます。

特にXP、VistaはOSにTrim機能がないため Intel SSD Toolboxのようなソフトウェア上で行う必要があるようです。Windows 7 (標準のAHCIドライバ)は、Trim 機能を持っているため問題ないそうです。

DOS/V POWER REPORT
SSDの性能低下とTrimの効き具合を大検証!

Windows 7の場合は、XP,Vistaとは違い Trim機能が効いているので、デフラグ(空き領域のデフラグ)で書き込み速度の回復がみられることもあるそうです。ただこれは旧式のコントローラーを採用したSSDとあるので、最近のSSDで本当に効果があるのかどうかは、微妙なところです。






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