Windows VistaをSSD交換で高速化する

OSのサポート期限は、XPが2014年4月、Vistaは2017年4月、7は2020年1月となっています。

サポート期限というのは、分かりやすくいうとマイクロソフトから更新プログラムが提供されるのがいつまでかということで、サポート期限を過ぎてもパソコンが突然使えなくなったりするわけではありません。

セキュリティ上の問題を考えると、サポート期限までの使用が適切ということになります。

ところで OSのなかでは微妙な立場にある Windows Vistaですが、2017年4月までは使えます。

Vistaを高速化するというのは いろいろ解説されてきたことですが、一番効果の高い対処法はやはり SSD交換になります。

OSはストレージ上にインストールされているため、ストレージの性能はOSの動作にかなりの影響を与えます。

OSの起動やインストール、アップデートなど 動作している限り ストレージで読み書きが行われているので、その速度がOSの速度にも関係してきます。

シンプルな話なのですが、OSとストレージは 1セットになっていることになります。これはメーカー製パソコンでも自作パソコンでも共通で、この基本を理解することはとても重要であったりします。

OSとハードディスク

この基本的な構図を知らない場合は、OSが遅い・重い、何かトラブルが起きている場合に OSだけに意識が向かってしまいます。

つまり液晶ディスプレイに映しだされたものだけを見てしまうわけです。

OSを支えているのはストレージなので、OS上の問題はストレージが関係していることが多いということになります。

単純にOSを高速化したいなら ストレージを変更すればいいということになります。

これがハードディスク→SSDへの交換です。




HDD→SSD交換

今回は Toshiba dynabookのノートパソコン TX/66でハードディスクからSSDへの交換をしてみました。

Toshiba dynabookのノートパソコン TX/66J2PK Windows Vista 32bit。CPUはCore 2 Duo、メモリー4GB。

TX/66J2PK

バッテリー(青)、ハードディスク(緑)、メモリー(赤)になります。バッテリーを外します。

ノートパソコンの底面

ハードディスクがある場所のカバーを外します。

カバーを外す

マウンタを左へスライド

スライド

マウンタごと取り外します。

ハードディスクの取り出し

ハードディスクをマウンタから取り外します。

ハードディスク取り外し

ハードディスクとマウンタ

ハードディスクとマウンタ

今回使用する Intel SSD 330シリーズ 180GB。付属品はいくつかありますが、ノートパソコンでは、SSD本体のみ使用します。

Intel SSD

マウンタにSSDを取り付け、ネジ穴を合わせて SSDを固定します。

SSDをマウンタに固定

そのままノートパソコンに取り付けます。

SSD換装

取り付け後 パソコンの電源をONにしてF2キーを押すと、BIOSでSSDが認識されているかどうか確認できます。

BIOSで確認

あらかじめ作成していたリカバリーディスクをセットして、リカバリーを開始します。

リカバリーディスク

購入時の状態に復元で行いました。

購入時の状態に復元

様子を見ていましたが特に問題なくリカバリーができていました。

リカバリー

リカバリー後

リカバリー後

パーティションは自動で調整されていました。Cドライブ、Dドライブ、リカバリー領域など。

パーティション

Intel Align Toolで確認したところ、アライメントも調整済です。

Intel Align Tool

Intel SSD Toolbox にて 調整を行います。Intel SSD Toolbox→System Tunerで「調整」ボタンを押すだけです。

Intel SSD Toolbox

調整ボタンを押すだけで、SSDに最適な設定が行われます。具体的には Superfetch、Readyboost、デスラグスケジュールの停止など。ハードディスクでは必要でしたが SSDでは不要なサービスが停止されます。

SSDに最適な設定

体感的に「遅い」ということはなくなる

Vistaのアップデートなどを適当に済ませてベンチマークテストを行なってみました。

交換前のハードディスク

交換前ハードディスク

交換後のSSD

ベンチマークテスト

交換前はデータが多めに入っているハードディスクで交換後はリカバリーしたSSDなので 状態は異なりますがそれでも差が大きくなっています。

Intel SSD 330シリーズの180GBのベンチマークとしては、ノートパソコンということもあり自作パソコンやデスクトップパソコンには及びませんが、もともと付いていたハードディスクと比較すると読み書きともに数倍以上よくなります。

使用すると分かるのですが、体感的に「遅い」とはなくなりますね。知らず知らずに快適に使用できます。

OSの起動やシャットダウンの他にはアプリケーションの動きも格段によくなります。

交換前の起動速度

交換前の起動速度

交換後の起動速度

交換後の起動速度

起動速度は3回づつの大体の計測になりますが、SSDに交換後は起動時間が大幅に短縮されました。

またWindows UpdateのSP2(サービスパック2)をインストールしたのですが、ハードディスクでは30分から1時間以上はかかる作業も わずか10分ほどで終えることができました。

SP2インストール

ストレージの読み書き速度が向上すると OS上の操作はすべて高速化することになります。

動画

XPよりも有利な点は多い

Vistaは、XPより後に出たOSということもあり、パソコンの潜在的なスペックはXPよりも高い傾向があります。

チップセット、内蔵グラフィック、AHCI対応、メモリー、CPUなど。

そのため「発売当時は結構高かった」というパソコンもあるのではないでしょうか?

そういうパソコンではやはり SSD交換することで高速化できる可能性は大いにあります。Vistaは CPUがCore 2 duoやCore 2 Quadのものも多いので マルチコアCPU+SSDで一般的なパソコン使用ではそれなりに快適な操作が期待できます。

またサポート期限が XPよりも長いというのもありますね。

HDDクローン

SSDを使用することで、Vistaが使いやすくなるのは間違いないのですが、残念ながら一部のメーカー製パソコンのリカバリディスクでは、SSDに書き込みができないため リカバリーができない、途中で止まるということも報告されています。

Windows Vistaや初期のWindows 7で起きることがあります。発売時に Vista SP1、Windows 7 SP1が適用されていないパソコンが特に可能性が高いようです。

一番いいのはやはりHDD→SSDへのクローン作成になります。

フリーソフトのEaseus ToDo Backupなどを使用します。

SSDの選び方

Vistaのパソコンは SATAのハードディスクが多いと思います。まれにIDEのものもありますが・・。

SSDはSATA規格ならどれを選んでも問題無いと思いますが、相性問題などのリスクを下げるなら IntelのSSDが一番お勧めといえます。

またXPに比較するとややOSの容量が大きくなるので、60GB~80GBのハードディスクでは不足がちになることもあります。

ゆとりをもたせるという意味では120GB~180GBぐらいが適切ではないでしょうか。






“Windows VistaをSSD交換で高速化する” への9件のフィードバック

  1. alia より:

    思いきって、intelのSSD335シリーズ120GBを注文しました。
    4月のXPサポ終了に伴い、
    家族からお下がりで貰ったVistaに換装します。

    それと同時にメモリも1GB増設します。
    今度の週末にひとりで、頑張ります。

  2. alia より:

    Vistaの改良が無事に終了しました。
    メモリ1GB→2GB
    HDD80GB→SSD120GB
    パーティーション変更(Cを100GB、Dを20GBに)

    インテルのリテール品を購入したのですが、
    なぜか付属のCDでもネットからでもクローン作成のソフトが
    インストール出来なかったので、フリーソフトを使用しました。

    破損させる危険性があり不安だったので(初めてだし)、
    容量の小さい物に交換しましたが少し後悔しています。

    メモリを4GBに、SSDを240GBにすれば良かった。
    それほど、快適に動きます。ありがとうございました。

  3. alia より:

    すみません、教えてください。
    SSDに交換したあとは、デフラグしない、
    とどこかで読んだ気がします。

    デフラグしない設定はどこをみて、
    どのように設定すればいいのでしょうか?

  4. admin より:

    効果があって何よりです。

    デフラグは行う必要はありません。
    Windows 7や8では SSDを自動的に認識して デフラグ機能が停止するようになっています。

    XP、Vistaの場合は 手動で停止する必要があるのですが、
    Intel製のSSDユーザーは Intel SSD Toolboxを Intelのサイトから自由にダウンロードして使うことができます。

    ダウンロード後に System Tunerという項目で 調整ボタンを押せばデフラグの停止やその他 SSDに適切な設定がほぼ自動で行われます。
    http://www.pc-master.jp/blog/soft/4515.html

  5. alia より:

    お聞きしたいのです。
    デルやレノボの「8.1」のノートPCでスペックの低い機種だと
    価格は安いのですが、当然メモリも1GBでHDD500GBとなります。
    これらのPCを購入して自分でメモリ増設やSSD換装をしたいと思うのですが、「8.1」でもSSD換装しても大丈夫でしょうか。
    動作不良、発生することあるでしょうか?

  6. admin より:

    Windows 8.1では交換したことがないので分かりませんが
    交換事例は結構多いみたいですね。

    スペックの低いパソコンは SSD交換やメモリー増設で改善することはよくあります。中古パソコンでも似たような感じです。

    メーカー製パソコンではまれに特定のSSDと相性が出たりするので なんともいえませんが 基本的には大丈夫ではないでしょうか。

  7. alia より:

    「7」を探しているのですが、「7」ですと「8.1」をダウンロードしたビジネスPCがほとんどなので、スペックが高い分、価格も高いです。
    12万以上はします。自宅用PCにそこまでお金を掛けられないので、
    デルやレノボの5万円以下の「8.1」PCを購入して、自分で出来る範囲で改良してみたいと思いました。9月以降に試してみたいと思います。
    お返事ありがとうございました。

  8. はうんど より:

    はじめまして、はうんどと申します。
    色々TX66J2の分解をしたくて、ここにたどりつきました、ファンがやたらと熱を持つようになり分解しようとしたところ
    どうしても右スピーカーのした辺りディスクドライブのあたり一ヵ所がひっかかって外れないのですが何か隠れたネジなどありますでしょうか?
    一通り裏周りとキーボードの下のT10,T2.5辺りは外したのですが、

    もしお手間でなければアドバイスをご返答いただけると幸いです。
    よろしくお願いします。

  9. admin より:

    残念ですが、分解まで覚えてないので分かりません。
    この時期のDanabookのノートパソコンは分解が難しいものが多いです。

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