Intel SSD 520シリーズ + Sandy Bridge サンディーブリッジ

自作パソコンでは去年から今年にかけて、 Sandy Bridge(サンディブリッジ)が話題になりました。

Sandy Bridgeの次に Ivy Bridge(アイビーブリッジ)が出て、パソコンショップの今の主力PCは、Ivy Bridgeを中心としたものになっています。

またハイブリッドPCといって、SSDとHDDを組み合わせのものも増えています。

自作パソコンをこれから作る場合は、Sandy BridgeかIvy BridgeのCPUを使うということがほとんどだと思います。

もうひとつホットなパーツといえば SSDです。

システムドライブもSSDかHDDかになりますが、やはりSSDのほうがメリットは多いです。

自作パソコンの雑誌の多くも最近では、システムドライブにはSSDを使う方法で解説していて、HDDからSSDへ完全に切り替わりつつあります。

ここではパソコンパーツの中でも今年一番話題となったIntel SSD 330シリーズ、520シリーズやSandy Bridge、Ivy Bridgeなどにについて復習してみたいと思います。

Intel SSD 330シリーズ・520シリーズの違い

IntelのSSDには現在 330シリーズ・520シリーズがあります。他に一番新しいものに335シリーズがあります。

どれを選択したらいいかというのは迷うところではあります。

IntelのSSDには現時点で下記のものがあります。

  • 320シリーズ・・40GB、80GB、120GB、160GB、180GB、300GB、600GB
  • 510シリーズ・・120GB、250GB
  • 330シリーズ・・60GB、120GB、180GB、240GB
  • 520シリーズ・・60GB、120GB、180GB、240GB、480GB
  • 335シリーズ・・240GB

流れはこうです。太字がSATA3まで対応。

  • 320シリーズ→330シリーズ335シリーズ
  • 510シリーズ→520シリーズ

320シリーズと510シリーズは生産を終えて在庫分のみになっているようなので、今後は 330・520・335シリーズからの選択が多くなってくると思います。

300番台の上位版が500番台と考えます。なので性能は320より510が、330より520が高くなります。

Intel公開の最大読み書き速度。順次読み書き(単位 MB/s)、ランダム読み書きの順 (単位 IOPS)。

  • 330シリーズ・・500/450 MB/s、42000/52000 IOPS
  • 520シリーズ・・550/520 MB/s、50,000/80,000 IOPS
  • 335シリーズ・・500/450 MB/s、42,000/52,000 IOPS

330シリーズと520シリーズの60GBと120GBはランダム読み書き

  • 330シリーズ・・60GB→12,000/20,500 IOPS、120GB→22,500/33,000 IOPS
  • 520シリーズ・・60GB→15,000/80,000 IOPS、120GB→25,000/80,000 IOPS

60GBと120GBだけはそれ以上の容量のものと性能が一部異なるということになります。

例えば330シリーズの240GBは、ランダム読み書きが 42000/52000 IOPS、520シリーズの120GBは25,000/80,000 IOPSなのでランダムの読み込みのみは330シリーズの240GBのほうが良いということもあります。

いずれにしても330シリーズと520シリーズでは、同容量で比較したら 最大値は520シリーズのほうが性能はいいということになります。

では335は?というといろいろなベンチマークテストを見ると335シリーズと520シリーズは同じ240GBで比較した場合ほぼ互角ですが、上位版500番台ということもあり520シリーズの方がやや上になります。520シリーズ120GB<335シリーズ240GB<520シリーズ240GBという感じではないでしょうか。

Intel公開の消費電力。動作時とアイドル時。

  • 330シリーズ・・850mW、600mW
  • 520シリーズ・・850mW、600mW
  • 335シリーズ・・350mW、275mW

330シリーズと520シリーズは同じです。335シリーズだけさらに低消費電力になっています。

本体の厚さ。

  • 330シリーズ・・9.5mm
  • 520シリーズ・・7mm/9.5mm
  • 335シリーズ・・9.5mm

520シリーズは本体+スペーサーの構造になっていて、スペーサー部分を外すと7mm以下の厚さになります。これにより7mmのハードディスクが内蔵されている薄型ノートパソコン、ウルトラブックなどでの換装ができると思われます。ただし60GBと460GBは9.5mmでスペーサーはなし。320シリーズも全容量で7mm/9.5mmの両方に対応しています。

保証期間。

  • 330シリーズ・・3年
  • 520シリーズ・・5年
  • 335シリーズ・・3年

520シリーズだけ保証期間が5年とさらに長くなっています。

それぞれの主な違いはこんな感じですが、SSDとSSDの比較では、HDDとSSDほどの大差があるわけではありません。

選び方はそれぞれで、値段・性能・容量・消費電力・保証期間など一番自分に適していると思うもので選ぶといいかと思います。

Sandy BridgeとIvy Bridge

Sandy Bridge(サンデーブリッジ)とかIvy Bridge(アイビーブリッジ)というのは CPUのアーキテクチャ(設計)のことです。

Sandy Bridge、Ivy Bridgeというとき、そのアーキテクチャに基いて作られたCPUのことを指します。

Sandy Bridgeが第二世代 Core iシリーズ、Ivy Bridgeが第三世代 Core iシリーズで、Core i3、i5、i7などがあります。

ともにCPUソケットは LGA1155です。

これに合わせて出されたチップセットが以下のようなものになります。

Sandy Bridge対応 Intel 6シリーズ チップセット。

  • Z68
  • P67
  • H67
  • H61
  • Q65
  • Q67
  • B65

Ivy Bridge対応 Intel 7シリーズ チップセット。

  • Z77
  • Z75
  • H77
  • B75

パソコンショップに行くとマザーボードが並んでいて、型番にp8z68-v、P8B75-M、P8Z77-V、GA-B75M-D3Hとかありますが、よくみるとチップセットの番号が入っています。Z68とかZ77とかですね。

最近のマザーボードはどこのメーカーも型番にチップセットの番号を入れるようになっています。

Sandy BridgeとIvy Bridgeは CPUソケットがともにLGA1155なので互換性があります。

たとえば、Z77のマザーボードにSandy Bridgeを取り付けができますし、Z68にIvy BridgeのCPUを付けることもできます。ただしマザーボードによっては BIOSアップデートが必要になります。

それでこの6シリーズ、7シリーズですが、H61というチップセット以外は SATA3をサポートしています。

なので先程のSSDにリンクしますが、SATA3対応の330シリーズや520シリーズが最大限いかせるのが、このSandy Bridge、Ivy Bridgeということになります。

Intel SSD 520シリーズを使う

さて復習がだいぶ長くなりましたが・・今回 Intel SSD 520シリーズの120GBを使ってみました。

パソコンは、Z68チップセット搭載のマザーボード、CPUはSandy Bridgeです。

マザーボードは ASUSのp8Z68-m PRO。Sandy BridgeとIvy BridgeはGPU機能を内蔵しています。ディスプレイ出力端子が4種類も用意されています。SATAⅢに対応しているのでUSBもUSB3.0(青いポート)があります。

p8Z68-m PRO

これがLGA1155。

LGA1155

今回は Core i3 2100を使いました。

Core i3

Intel SSD 520シリーズの中身は 330シリーズと全く同じですね。

Intel SSD 520シリーズ 120GB

330シリーズ(左)と520シリーズ(右)。この時点での高さは同じです。

330シリーズと520シリーズ

520シリーズは、黒いスペーサー部分がネジで固定されています。スペーサーを外すと 7mmになります。

SSD本体とスペーサー

こんな感じです。

厚さの違い

ふたが外れますね。取り外したネジで固定できるわけではありません。薄型のハードディスクが使われているノートパソコンなどではケースを開けたりせずこのままマウンタに組み込めばいいと思います。

ふた

Intel SSD 520シリーズですがシステムドライブに使います。内蔵のSATAポートにSATAⅢ(SATA 6Gb)用のものがあります。ここにつなぎます。

SATAⅢポート

インストールは15分ぐらいで終わりました。

Windows 7インストール

ベンチマークテスト

ベンチマークテスト

330シリーズに比べると、シーケンシャルと512k書き込みがやや高くなります。それ以外はあまり違いは感じませんでした。同じSSDなのでそれほど目立った違いというのはありませんが、少しでも速いパソコンがいいという場合は、520シリーズのほうがいいですね。

パソコンを使って何かを制作したり、活用するという場合は、今のSSDやCPU(Sandy Bridge、Ivy Bridge)というのは、十分に後押ししてくれると思います。

もちろんメーカー製パソコンでも Sandy Bridge、Ivy Bridgeは出てきていますが、ストレージがHDDであることが多いです。パソコンショップではHDDをSSDへ変更したり、はじめからSSDであったりとカスタマイズがしやすくなっています。

速いパソコンがほしいとか、HDDではなくSSDパソコンが欲しいとか、業務用ソフトで重いもの(Adobe・CAD・設計ソフトなど)を使っているとか、そういう場合はメーカー製のものよりパソコンショップの方がいいと思います。パソコンショップの方が SSDに対する理解や支持があり最新のパーツを積極的に活用しているからです。またショップの方は普段からパーツを扱っているということもあり知識や経験が豊富でよきアドバイザーになってくれることがあります。

あまりよく分からなかったり、自作することができないにしても親切そうな店員さんを見つけて、「Sandy BridgeかIvy BridgeでシステムドライブをSSDにしたものをください。」といえばたぶん大丈夫です。

これで最新のパーツを使った性能の高いパソコンを手にすることができると思います。






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