- 2010-04-01 (木) 23:52
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昨年から登場したGumblar ウイルスのように、ウイルスは時々刻々と進化しています。ウイルス対策ソフトもこれにあわせて進化し、環境の変化というのに対応していかねばなりません。
最近、世界的に権威のある独立系の第三者機関が、ウイルス対策ソフトのウイルス検出率や総合力のテストを行い、その結果を公開しています。ここから、各ウイルス対策ソフトのメーカーが環境の変化に対応できているかどうか、また技術力・開発力があるかどうかのヒントを知ることもできます。
ここで掲載している情報は2010年4月のものです。時が経てばまた結果も変わってきますので、できるだけ最新の情報を参考にされるといいかと思います。
AV-TEST
まずひとつめは、3月に行われたAV-Testによる結果です。AV-TEST.orgは、ドイツの大学にあるウイルス検出率をテスト評価する第三者機関です。毎月恒例で、ウイルス対策ソフトの検出率テストを行っており今回3月に行われたテストが29回目になります。
下記結果は、ウィルス対策ニュース・ドットネットより引用。
ウィルス対策ニュース・ドットネットが、AV-TEST.orgから入手した結果を元に、日本国内で使用されているウイルス対策ソフトでランキングを構成し、海外で使用されている主力製品は掲載されていないようです。無料ウイルス対策ソフトのAvast、Aviraも非掲載です。
順位 ベンダー 検出数 検出率
1位・・・G Data 479,345 99.76%
2位・・・McAfee 479,123 99.71%
3位・・・Symantec 475,687 99.00%
4位・・・K7Computing 468,487 97.50%
5位・・・Eset Nod32 465,862 96.95%
6位・・・Microsoft 463,389 96.44%
7位・・・Trend Micro 460,797 95.90%
8位・・・Kaspersky 458,699 95.46%
9位・・・AVG 456,007 94.90%
10位・・Rising 419,108 87.22%
テスト実施機関: AV-TEST.org
テスト日: 2010年3月26日
マルウェア総数: 480,495
G Dataはドイツ産のウイルス対策ソフトです。29ヶ月連続で1位を維持しています。4位のK7Computingは、ウイルスセキュリティゼロ、10位のRisingは、ウイルスキラーです。
この結果をみると、Trend MicroやKasperskyが下位にいることが意外です。
AV Comparatives
ふたつめは、2月に行われたAV Comparativesによる結果です。AV Comparativesは、オーストリアにある独立系のウイルスソフトテスト機関です。定期的にテストを行い、結果をWEBサイトで公開しています。
下記結果は、AV Comparativesによる結果 (PDFファイル)より引用。
ウイルス検出率
1位・・・G DATA 99.6%
2位・・・AVIRA 99.3%
3位・・・Panda 99.2%
4位・・・Trustport 99.1%
5位・・・McAfee 98.9%
6位・・・PC Tools 98.7%
7位・・・Symantec 98.6%
8位・・・F-Secure 97.8%
9位・・・ESET 97.7%
10位・・Bitdefender 97.5%
11位・・eScan 97.5%
12位・・Avast 97.3%
13位・・Kaspersky 97.1%
14位・・K7 96.4%
15位・・Microsoft 96.3%
16位・・AVG 94.2%
17位・・Sophos 93.7%
18位・・Norman 92.7%
19位・・Treand Micro 90.7%
20位・・Kingsoft 81.8%
ウイルス誤検出数
ほとんどない
1位・・・eScan 1個
2位・・・F-Secure 2個
3位・・・Bitdefender、Microsoft、ESET 3個
少ない
4位・・・Sophos 4個
5位・・・Kaspersky、G DATA 5個
6位・・・PC Tools 8個
7位・・・Trustport 9個
8位・・・AVG 10個
9位・・・Avast、Symantec、AVIRA 11個
多い
10位・・Treand Micro 38個
11位・・Pand 47個
12位・・McAfee 61個
13位・・Symantec 64個
14位・・Kingsoft 67個
非常に多い
15位・・K7 193個
テスト実施機関: AV Comparatives.org
テスト日: 2010年2月
マルウェア総数: 1,224,732
AV Comparativesは、ウイルス検出率、誤検出率、スキャン速度の3点をメインでテストし、これらの結果を総合して全体的な評価を行っています。評価は4段階に分かれ高評価のものから、
- Advanced+・・・検出率97-100%・誤検出数0-15個
- Advanced・・・検出率97-100%・誤検出数16-100個、及び検出率93-97%・誤検出数0-15個
- Standard・・・検出率87-93%・誤検出数0-15、及び検出率93-97%・誤検出数16-100個
- Tested・・・上記以下の成績
Advanced+
G DATA
AVIRA
Trustport
PC Tools
Symantec
F-Secure
ESET
Bitdefender
eScan
Avast
Kaspersky
Advanced
McAfee
Panda
Microsoft
Sophos
AVG
Standard
K7
Tested
Norman
Treand Micro
Kingsoft
ウイルス検出率が低く、誤検知の多いものが、下位の格付けになるStandardやTestedに入ってきますが、日本でもよく利用されているK7(ウイルスセキュリティゼロ)、Treand Micro(ウイルスバスター)、Kingsoft(キングソフト)があるのが分かります。
まとめ
AV-TestとAV Comparativesの結果をみて思うのは、G DATAのウイルス検出率が突出していいということでしょう。またSymantec、ESETも安定しており、無料ソフトであるAVIRA、Avastの健闘もうかがえます。一時期、世界最強といわれたKasperskyはやや後退しています。
K7はウイルス検出率が高いのですが、誤検知が多いのが目立ちます。しかし、インドの会社ですので今後数年のうちに大きく飛躍する可能性はあります。Treand Micro、Kingsoftは厳しい状況にあると言わざるを得ません。
はじめにも書きましたが、ここで掲載している情報は2010年4月のものです。その時その時で結果は微妙に変わってきます。今後も定期的にレポートしていきたいと思います。
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- pingback from VB100 award 2010年4月結果 - PCマスターへの道 10-04-13 (火) 5:43
-
[...] VB100で使用されるワイルドリストは、AV-TestやAV Comparativesのように何十万というウイルスではなく、現在感染が報告されている主流のウイルスが数百種類といわれています。 [...]

