マザーボードのコンデンサ不良

パソコンの電源が落ちるというトラブルは、熱暴走の他にマザーボードのコンデンサ不良で起きることもあります。コンデンサ不良の場合、電源が落ちる、再起動する、電源が入らないなどのパターンがあります。

熱暴走というのはパソコンのCPU近辺の熱が極端に上がり、BIOSのある種の保護・警告のような形で電源が落ちます。

よって電源投入後しばらくしたら落ちる、あるいは負荷の高い作業(ディスククリーンアップ、ウイルス検索など)の時に落ちるなどの特徴があります。また電源が落ちた後の特徴として、すぐには立ち上がらない、しばらくすると電源が入るということがあります。

それに対しコンデンサ不良の場合はどうでしょうか?

コンデンサとはパソコン内部の円柱形の電池のようなものでマザーボード上にあり電流、電圧の調整を行っています。

このコンデンサに不良があればマザーボード全体に電流・電圧の調整がうまくできずにしばしばパソコンの電源が落ちるということになります。

非常にランダムなタイミングで電源が落ちる、予期しない時に落ちるという特徴があります。電源が落ちる以外にも、再起動する、電源が入らないということもあります。

電源の落ち方に規則性があるなら熱暴走と推測できるし、規則性がないならコンデンサ不良という切り分けが考えられます。そしてコンデンサ不良はどのようにして確定させるかというと、大抵は目視によって行います。




事例

パソコンのケースを開け、マザーボード上のコンデンサを一つずつ目視して確認します。

コンデンサ不良の見つけ方は、コンデンサ上部が少しでも盛り上がってないかどうか?コンデンサ上部から液体が漏れていないか?です。すこしでもこれらの異変があるならコンデンサ不良ということになります。

下記の画像がコンデンサ。マザーボード上には大小含めて20、30個付いています。

コンデンサから液漏れし、長い期間を経たせいかサビている様子。コンデンサが隆起している場合は、液漏れの前兆であり、隆起だけでも電源トラブルは起きます。

液漏れ

電源が落ちる回数が多いほど、コンデンサ不良の数も多いという傾向があります。他の箇所でもコンデンサ不良を見つけることができました。

コンデンサ不良

他のパソコンのコンデンサ不良。

他のパソコン

メモリースロットの横のコンデンサがひとつ隆起してさびているのが分かります。

メモリースロット横

起動中に再起動したり 使用中に電源が落ちていたパソコン。わずかではありますが コンデンサが隆起していることが分かります。

マザーボード

要するにマザーボードのコンデンサが悪くなると、電源が落ちる、入らない、切れるなど電源関係のトラブルが起きるということです。

よくあるのが、パソコンの電源を入れると、「ブーン」と少し大きめの音(CPUファン)だけがしてBIOSが起動しない、画面に何も表示されないというもの。パソコン内部を確認すると1つ2つ コンデンサがわずかに隆起していることがあります。マザーボードに正常に電流が流れていないとこのようになるのだと思われます。

コンデンサ不良は、長い期間使用したパソコンほど発生しやすく、ある意味パソコンの寿命、マザーボードの寿命と割り切った方がいいかと思います。コンデンサ交換などの手法もありますが、古いマザーボードなら買い換えた方が賢明です。

自作パソコンで使用されるマザーボードは、液体コンデンサから固体コンデンサに切り替えが進んでいて、壊れにくく耐久性のあるものに変わりつつあります。






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