ノートパソコン 熱暴走対策 NEC LL370/F

熱暴走で、パソコンの電源が落ちるというのはデスクトップPCだけではありません。ノートパソコンでもこのトラブルは起きます。

電源が落ちるというトラブルを抱えるパソコンというのは、ある程度同じ機種、似たような構造を持っているもので、デスクトップPCならCPUがPentium4やAMD Athron XPであったりします。

ノートパソコンの場合、Celeron 、Pentium 4、AMD Sempron、も電源が落ちるというトラブルが起きやすいといえるかもしれません。

電源が落ちるというのは、CPUの発熱が高いというのが直接の原因ではなく、何らかの原因で排熱効果が落ちていることに問題があります。なので焦点はCPUではなく、排熱の部分にあるということです。





ディスククリーンアップやウイルス検索の時に電源が落ちるというノートパソコン。熱暴走は濃厚です。

試しにスーパーパイで負荷をかけたところ、ほどなくして電源が落ちました。起動させ、エベレストで温度を測ったところ83度。

NEC LL370/F この機種は熱暴走が起きやすいようです。検索すると似たような事案が出てきます。おそらく埃がパソコン内部にたまりやすい構造なのかもしれません。CPUはAMD Sempron。

今回はNECのLL370での解説になりますが、分解方法は違っても、他のノートパソコンでも参考になるかと思います。また類似したトラブルであるファンの音がうるさい、FANの部分が熱くなるというトラブルでも分解清掃で改善されることが多いです。

LL370/F

ノートパソコンの分解の時は、必ずバッテリーを外します。メモリー増設、HDD交換の時も同様で、基本中の基本です。この機種の場合バッテリー両サイドのネジを外し、ロックのレバーを解除すると簡単に外れます。

バッテリー

NECノートパソコン Lavieの分解は、キーボード上部のパネルの取り外しから始まることが多いのです。液晶ディスプレイを軽く開いた状態で、裏側の爪を両方とも浮かせる。マイナスドライバーがあるといい。

Lavieの分解

液晶ディスプレイを180度全開にすると、パネルが取りやすくなります。ネジでは止められていないのでマイナスドライバーを使い、浮き上がっているところから外していくとパネルがとれる。

液晶

パネルを取り、キーボードを裏返します。機種によっては、キーボードがネジで止められていることもある。その場合は、ネジを外して裏返します。LL370/Fはネジで止められていません。

キーボード

銀色のパネルの下がCPU。パネルについているすべてのネジを外す。

パネル

次はCPUのヒートシンク(金属)を取り外すので、CPU赤丸の4本のネジと青い部分の粘着テープを外す。そしてゆっくりと全体を持ち上げて取り外す。

ヒートシンク

ヒートシンク。ご覧の通りCPUファンに近い部分が、埃でつまっていることが分かります。これを完全に清掃します。

CPUファン

綿棒などで、CPUファンのところもクリーニングします。奥のほうまで無理して入れるとCPUファンが曲がったりするので、CPUファンには触れずに、内部の壁面や底面などを重点的にクリーニングします。

クリーニング

CPUにグリスをうっすらと塗る。塗りすぎはかえってよくありません。取り外したヒートシンクを再装着して、圧力でグリスがべっとりはみ出してしまうことがないように。

CPUグリスは基本的に塗る必要はありません。クリーニングだけで電源が落ちるトラブルは解消されると思います。

グリス

元通りにヒートシンクをはめて、ネジとテープを着ける。この際、CPU上部にはグリスが塗ってあるので、ネジの部分を見ながら、装着後、微調整で済むようにする。装着後ネジ穴がずれていて、大きくずらしたり調整したりするとよくありません。

ネジとテープ

金属のパネル、キーボード、キーボード上のパネルを元に戻します。キーボード上のパネルは、爪がキーボード側にあるので、キーボード側からはめるといいです。浮いたところはカチッとなるまで上から押さえます。

元に戻す

最後にスーパーパイでテストして電源が落ちないかどうか確認。スーパーパイ終了後、エベレストでCPU温度を測定すると63度。分解前が83度ぐらいだったのでかなり改善されたことが分かります。このぐらいの温度になると、パソコンの電源が落ちるというトラブルは解決します。






“ノートパソコン 熱暴走対策 NEC LL370/F” への7件のフィードバック

  1. ぽの より:

    はじめまして。
    熱暴走らしい症状で困っていたところ
    こちらのサイトを参考にさせていただき
    無事に掃除を完了することができました。 

    PCは「NEC LaVie LL550/D」です。

    分解清掃なんて絶対無理!と思っていましたが、
    近い型番だったので、ほぼ同じやり方で大丈夫でした。

    現在、電源落ちもなくスムーズに使えています。
    見事改善されたようです。

    本当にありがとうございました。
    どうしてもお礼が言いたくて書き込みさせていただきました。

  2. KATSU より:

    当方は「PC-LL3508D 」でよく似たタイプで、
    分解の説明と案内には助かりました。

    当方も「Xp sp1」から「sp3」へアップデートをしたら、
    CPU負担の増加から「電源落ち」が頻発し出しました。

    分解清掃だけでも時に同症状がでるので、
    CPUの頭と放熱板の中心部を「熱伝道グリス」アップしましたら、
    その後は症状出ずです。
    貴重な先人じょうほうにお礼を申し上げたく、
    こちらに記載させて頂きました。
    ありがとうございました。

  3. ami より:

    初めまして。お忙しい中、失礼します。
    私のPCも電源落ちが頻繁におき、動画が1時間も見れない状態で、色々検索していたらこちらにたどり着きました。
    ファンの部分がかなり熱いので、たぶん熱暴走だと思います。
    私のPCは LaVie(NEC) LL550/R なので、型が似てるのでできるかも?と思い、試してみました。
    パネルを裏返すところまではできたのですが、どのネジを外すかわからず、色々外してヒートシンクを探したのですが、機械音痴なのであまり触ると壊してしまう恐れもあり、ここから先が、どうしても進めませんでした。
    無知で申し訳ないのですが、ここからどうすればいいか、教えていただけないでしょうか?
    画像も撮ったのですが、こちらへの載せ方がわからないので、ご迷惑でなければmailしたいのですが。

  4. admin より:

    LL550/Rも熱暴走は多いようです。

    パネルというにはノートパソコン裏面のカバーのこととおもいますが。

    この辺でしょうか・・

    ttp://okayer.blog40.fc2.com/blog-entry-330.html
    ttp://studiozazameta.ddo.jp/_hardwere/nec/ll370.htm

    あくまで勘ですが この手のタイプは、
    CPUファン周辺の3箇所か4箇所のネジを外すことでクリーニングはできそうな気がします。
    また、ヒートシンク(CPU上の四角のアルミ)のネジ4箇所を外すことで、ヒートシンクをスライドしてすべて取り出すということもできるかもしれません。

    あまり無理すると壊れるので注意してください。

    上記URLを参考にされたらとおもいます。

  5. ami より:

    早速のお返事ありがとうございます。
    返事が遅くなり申し訳ありません。
    昨日、教えて頂いたURLを見て、やってみました。
    ネジが固くて手こずりましたが、無事、できました!(簡単でしたし。)
    まだ長時間動画を観れていないのでなんとも言えませんが、ちゃんと風も出てきているし、あまり熱くなかったので、解決したように思います。
    本当にありがとうございました。

  6. まみ より:

    Lavie LL850を使用しています。電源を入れて15分ほどで、いつも電源がいきなり落ちて困っていたのですが、こちらを拝見し、試させていただきましたところ、CPUファンにほこりがびっしりでした。きれいに取り除きましたところ、その後はサクサク動いて、生まれ変わったように動いています。機械音痴の私でもできるほど、丁寧に説明して下さっていたので、簡単でした。本当にありがとうございました。

  7. rain より:

    Lavie LL900BDです。最近電源がいきなり落ちるようになって、困っていましたが、こちらを見て自分でクリーニングできることを知り、思い切って挑戦しました。(私も機械は得意ではありません)機種が違うせいか配置が若干違い、ヒートシンクを外す際、CPUファンが邪魔になってどうしても外れませんでした。迷いましたが、ファンも一緒に外したことで、解決しました。それ以外は全く問題ありませんでした。おかげさまで電源落ちはなくなり、ファンの音も小さくなりました。ありがとうございました。

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