基本的な用語や機能を覚える

無線LANの利用は、以前に比べると非常に増えましたね。

無線LANの通信速度の向上やセキュリティが強化され、無線LANで使用する機器が高性能で安価になったというのもあります。

無線LANに関しては パソコンのみならず スマートフォンやタブレット、モバイルルーターもほとんど同じ考えです。

無線LANを始めるにあたっては、いくつか専門の用語が出てくるのでそれを覚えておくといいしょう。

電波

無線LANは、電波を使っています。

電波は電磁波です。目には全く見えないのですが、空間には 電波がたくさん飛んでいます。

電波

このひとつひとつの波の連続が、電波です。

1秒間の波の数を、MHzとかGHzという単位で表し、周波数といいます。

例えば 無線LANの2.4GHzなら、一秒間に24億回の波をもっています。非常に桁違いの数になります。

割り当て

電波は様々なところで使われています。

身近なところですと、ラジオ、テレビ、携帯電話、無線LAN、ETC、BC・CS放送など。すべて電波です。

割り当て

これらの電波は、先程説明しましたように、1秒間の波の数 周波数が異なるので互いに干渉せずに使うことができます。

他にも航空管制通信、小型船舶通信、GPS、アマチュア無線、気象レーダーなどがあり、これらの周波数がそれぞれの通信で適切に使えるように、国際電気通信連合(ITU)や総務省が割り当てを行っています。

無線LANは、2.4GHz帯と5GHz帯と決まられています。

チャネル

チャンネルともいいます。

ラジオやテレビにもチャンネルがあります。それぞれその周波数帯の電波をさらに細かく分けて、独立したチャンネルとして使えるようになっています。

周波数帯によって 何MHzごとに分けるか決まっています。

無線LANにも チャンネルはあり、2.4GHz帯なら5MHz刻みでひとつのチャンネルがあり合計13チャンネル。5GHz帯なら 20MHzごとで19チャネルあります。

チャンネルがあることで 干渉せずに使えるということになります。

MIMO

マイモといいます。Multiple-Input And Multiple-Outputの略。

複数のアンテナで、いくつかのチャンネルを束ねて使い 高速な通信を行う技術のことです。

携帯電話のLTEも、MIMOで複数のチャンネルを束ねることで高速なデータ送受信を可能としています。

無線LANでは、11nや11acの規格が MIMOに対応しており、11nなら2つのチャンネル、11acなら4つのチャンネルを束ねて使うことができます。

チャンネルを束ねることを チャネルボンディングといいます。

新しい規格はそれだけ通信速度が 速い傾向があります。

Wi-Fi

Wi-Fi ワイファイという言葉は、パソコン以外にもスマートフォン、タブレット、ゲーム機などでも出てくる言葉です。

機器を無線で接続することを Wi-Fiといいます。無線LANという言葉と全く同じです。

Wi-Fi CERTIFIED(サーティファイド)のロゴが付いている機器は、Wi-Fi Allianceが認証試験を行い合格したものに付けられます。無線LANルーター、デジタルカメラ、プリンターなどに見ることができます。

ロゴが付いている場合は、それだけ信頼性も高いと考えることができます。

もともとの Wi-Fiの語源は、このロゴマークになります。

親機と子機

無線通信は、当然のことながら 電波を発するものと受信するものがセットになっています。

ラジオ・テレビ、携帯電話、ETC、BS・CS放送などすべてその該当する電波を受信するためにアンテナや機器が使われます。

無線LANも同様で、電波を発する機器と受信する機器が必要になります。

無線LANでは、親機と子機という言い方をすることもあります。

親機と子機

ノートパソコンやスマートフォン・タブレットなどは、2.4GHzや5GHzの電波を受信するアンテナが内部に取り付けられていることがほとんどです。


ルーター

ルータールーターというのは、重要な言葉です。

ルーターは、インターネット接続設定を行ったり、複数台のパソコンや周辺機器を接続できるという特徴があります。


無線LANルーターというのは、無線機能が付いたルーターという意味になります。

ルーター機能のないアクセスポイント専用のものは、無線LANアクセスポイントといわれ少数ではありますが市販されていることもあります。

モバイルルーターというのは、持ち運びができるルーターと言う意味です。

モバイルルーターは 通常のルーターのように 機器に対するインターネット設定は基本的に必要ありません。無線ルーターと同じく 複数台のパソコンやスマートフォンを同時接続することができます。

ブリッジ

ルーターが 1対多の接続であるのに対して、ブリッジというのは 1対1の接続です。

分かりやすくいうと、接続された機器に対して IPアドレスを発行し複数の機器で利用できるかどうか?になります。

ルーターは複数の機器で利用できます。

ブリッジは複数の機器では利用できません。

ただし、ルーター→ブリッジのように ルーターの後にブリッジを接続すれば ルーターがIPアドレスを発行するため 複数の機器で接続できます。

ブリッジとは、一般的にハブと同じです。ハブもルーターに繋げばネットワーク内のすべての機器を同時に使えます。

無線LAN機器には、ブリッジモードというのが出てくることがあります。

つまりこれは、ルーター機能をOFFにして使うモードということです。

アクセスポイント

無線LANルーターアクセスポイントとは、無線LANの電波を発信している機器もしくは場所を指します。

無線LANで一般的に使われる接続形態です。

アクセスポイントモード、インフラストラクチャーモードともいいます。

社内や自宅の無線LAN、公衆無線LANなどすべて これになります。

この反対の接続形態が、アドホックモードです。

アドホックモードは、パソコンとパソコン、パソコンと周辺機器など 1対1の接続形態をいいます。

SSID

SSIDSSID(エスエスアイディー)とは、無線LAN機器(アクセスポイント)やモバイルルーターから出ている電波の識別名です。

パソコンやスマートフォンから接続しようとすると、受信している電波が表示されます。


どの電波が自分の無線機器からの出ているものか分かるように 機器それぞれに固有の名前が付いています。通常は英語や数字の組み合わせです。

無線ルーター、アクセスポイントでの設定変更で、名称を変更することができます。

MACアドレス

MACアドレスとは、ネットワーク機器(パソコンや周辺機器)のひとつひとつに付けられている識別番号です。無線LANの設定ではしばしば目にすることも多いと思います。

MACアドレススマートフォンやタブレットにもMACアドレスはあり、Wi-Fi MACアドレスともいいます。


MACアドレスを使用して、無線LANへの接続を限定しセキュリティを高めることができます。つなげることができる機器を制限するわけです。これを MACアドレスフィルタリングといいます。

ただし通常の無線LANの設定ではあまり使うことがありませんし、必ず必要というわけでもありません。

AOSS

AOSS(エーオーエスエス)は、バッファロー製の無線LANの接続の際に出てくる言葉です。無線LANの接続を、自動で簡単に行うことができる機能です。この場合、無線LANルーターはもちろんですが、パソコン側の無線子機もAOSSに対応している必要があります。

AOSS無線LANルーターやアクセスポイントのAOSS設定用のボタンや管理画面で設定することができます。


バッファロー製の機器を使用した無線LANの設定は、手動で行うかAOSS(自動)で行うかを選ぶことができます。

他のメーカーの機器では、名称が異なるだけでだいたい自動設定は用意されています。


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