ハードディスク交換・換装

パソコンが起動しなくなってハードディスクが壊れたとしても、パソコンが壊れたというわけではないということは知っておく必要があります。

パソコンはあくまで部品の集合体であるため、一部の部品が壊れたとして交換することにより使用できることが多々あります。

交換しやすい部品としてハードディスク、メモリー、光学ドライブなどがあげられます。パソコンの部品の中でも、特にハードディスクは故障することが多い部品です。

パソコンのハードディスク交換・換装はパソコン高速化において、実は重要なポイントを担うということはあまり知られていません。ハードディスクには回転速度やキャッシュというものがあり、新しいハードディスクほどパソコンのパフォーマンスに良い影響を与えます。そのためハードディスク交換を行うと、大抵はパソコンのパフォーマンスも向上します。

ところでハードディスクの交換・換装は、実際のところ難しい作業なのか?という質問がありますが、実際のところはそうでもありません。パソコンの分解の難しい機種は例外といえますが、通常は基本さえマスターすれば初心者でも意外と簡単にできるものです。

ただしHDD取り出しを行うパソコンの分解を伴うこともあるため、メーカーや機種によっては今後のメーカーサポートなどが受けられなくなることもありますので、この場合作業は全て自己責任となってきます。

準備

1.2.5インチか3.5インチか大きさを知る
ハードディスクの基本的な知識は知っておく必要があります。ハードディスクには大別して2種類の大きさがあります。2.5インチと3.5インチです。(例外として一部の機種に1.8インチのHDDが使用されていることもあります)このどちらのHDDが使用されているかを知る必要がありますが、通常は下記の通りです。

  • 2.5インチ・・・ノートパソコン
  • 3.5インチ・・・デスクトップパソコン

2.IDEかSATAか接続規格を知る
ハードディスクには2種類の接続規格があります。IDE接続とSATA接続です。使用しているパソコンのHDDがどちらの接続規格かを知っておく必要があります。

  • IDE・・・旧規格(2000年〜2008年ぐらいの主流)
  • SATA・・・新規格 (2008年以降の主流)

3.バルク品かリテール品で準備する
ハードディスクなどパソコンの部品はバルク品かリテール品という形態で販売されています。主な違いは下記の通りです。バルク品は主にパソコン専門ショップで、リテール品は主に家電店で販売されています。

  • バルク品・・・価格が安い、パッケージは簡素、説明書や添付品はない
  • リテール品・・・価格は高め、箱入り、添付品や付属ソフトがある

方法

1.パソコンからHDDを取り出す
パソコンからHDDを取り出します。この作業により使用されているHDDの大きさ・接続規格の確認をすることもできます。実際にハードディスクを取り出すことでハードディスク交換できるかどうかも分かります。

2.新しいHDDを取り付ける
パソコンに新しいHDDを取り付けます。正しく取り付けが出来ているかどうかは、パソコン電源投入後にBIOS画面で確認します。

3.Windows インストール
Windowsのインストール作業を行います。パソコンの初期化の作業と同じです。メーカー製PCや自作PCによってことなりますので、下記を参考にされてください。HDDを交換して特別なことは何もなく、そのままWindowsのインストールを実行することができます。

HDDコピー・クローン作成

新しいハードディスクにWindows・プログラム・データを丸ごとコピーして、ハードディスクを交換するという方法もあります。クローン作成ともいいます。この場合、Windowsインストール作業は必要ありません。

クローン作成により、今まで使用していたハードディスクより容量を増やしたり、速度・パフォーマンスを向上させることができます。

クローン作成は、専用のHDDコピーできるソフトを使用して行いますが、最近ではフリーで使用できるソフトも数多くあるため比較的に簡単に行うことができます。

ハードディスクの選び方

メーカー製パソコンにしろ、自作パソコンにしろ基本的なハードディスク交換の手順・方法に違いはありません。

どういうハードディスクを選べばよいのか?というのが一番問題になってくるかと思います。

2011年以降、ハードディスクにはAFT(アドバンスド・フォーマット・テクノロジー)が採用されたハードディスクが増えています。今後AFT採用のハードディスクが主流になります。

Windows XPでのハードディスク交換の場合、AFTが採用されていないハードディスクを選ぶのが最適な方法になります。Vista・7ではどちらのハードディスクでも問題ありません。

またハードディスクのメーカーは、いくつかありますがメーカーによって何かができないとか、パソコンとの相性問題で認識しないとかいうのは基本的にありません。以前古いパソコン(IDE接続)で137GB以上は認識できないというのがありましたが、最近のパソコンではこうしたことはほとんどありません。

ただしWindows XPの場合は、2TB以上になるとマザーボードなどによっては認識しないなどのトラブルも起きます。ハードディスクの容量も様々で80GB〜3TBまであります。XPでハードディスクを交換するなら500GBぐらいが最適といえます。

主なハードディスクメーカーは下記の通りです。

  • Seagate
  • Western Digital (WD)
  • Hitachi (HGST)
  • Toshiba
  • Sumsun

事例

HDD交換にはさまざまなパターンがあるのですが、基本的な流れはほとんど同じなので基本をマスターすればパソコンの機種が違っても対応できます。ノートパソコン、デスクトップパソコン、自作パソコンなどいくつか事例を紹介しています。




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