電源ユニットのチェック 電源テスター Power Supply Tester 3

パソコンパーツのトラブルの中でも、電源の故障というのは比較的多いほうです。

電源不良は、パソコンの電源が入らない、電源ランプは付くが起動しない、マザーボードに通電してランプは付いているが起動しないなどの症状があります。

電源も長く使用していると出力が弱くなり、パソコンに必要な電力が送れなくなります。壊れる時は電源から「バチッ」とショートする音がすることもあります。

電源の故障かどうかを、ある程度判別するための道具として、電源テスターというものがあります。

電源テスター。サイズ社 Power Supply Tester 3。

Power Supply Tester 3

電源テスター本体と英語のマニュアル。

箱の中

本体は手のひらサイズで、真ん中にディスプレイ。

本体

まず電源の主電源はOFFにします。そして電源テスターにATXメインコネクタ 24pin/20pinをつなぎ、12Vコネクタ 4ピンか8pinを接続します。

電源をONにすると、Power Supply Tester 3を起動させるという仕組みです。

起動すると液晶が明るくなり表示されます。

接続

ATXメインコネクタや12Vコネクタをつないで、電源をONにしても 液晶が点灯しない、ビープ音が鳴るときなどは、ATXメインコネクタか12Vコネクタが不良ということになります。

この時点で、液晶が表示されないなどの場合は、ほぼ電源ユニットの故障であるということができます。

液晶の+5V、+12V1、+3.3V、-12V、+12V2、+5VSBなど、これらの下に表示されている数値が電源から出力されている電圧となります。(PGとは何m秒以内にマザーボードへ起動するための信号を伝えているかになります。適正値は100~500msの範囲。)

電圧

目安として各出力の誤差±10%以内が適正値です。マニュアルにもどのぐらいの電圧が適正か記載されています。

マニュアル

PCI-E は、6pinのみテスト可能。ATXメインコネクタと同時にさして液晶が表示されエラーが出なければ正常。

PCI-E

ペリファレルコネクタ 4pinは、液晶下部に接続できます。接続後、左のランプ +12v、+5vが点灯すれば正常。

ペリファレル

SATAコネクターは、液晶上部に接続できます。接続後、左のランプ +12v、+3.3v、+5vが点灯すれば正常。

SATA

FDD用4PINコネクタは、液晶左側に接続できます。接続後、左のランプ +12v、+5vが点灯すれば正常。

FDD

SATA

SATAコネクターは、液晶を上部にして左側がL字になります。コネクターの向きには注意が必要です。

L字

コネクターを抜き差しする時は、ケース背面の電源のスイッチをOFFにするか、電源ケーブルを抜くなどしてから行います。各電源コネクターを装着後に、電源をONにします。

切り分け

電源ユニットは、故障しているかどうかの判別が難しいパーツのひとつです。

例えば、電源が入らない、一瞬だけファンが回る、マザーボードのLEDのみ点灯しているという場合、それが電源ユニットの故障なのか、マザーボードの故障なのか、判別が難しいときがあります。

このテスターでは、ATXやCPU電源を接続し異常であれば、ほぼ電源ユニットの故障で確定できます。

ただ、ディスプレイの表示や表示される数値などから、仮に正常、故障していないと判断したとしても、パソコンを起動して実際に負荷のかかる作業ではどのようになるのか分からないところはあります。

したがって、基本的な使い方としては、主に自作パソコンにおける起動時のトラブル、電源ユニットかマザーボードかの故障の切り分けで用いることができるといえます。

実際にいくつかの故障した電源で試してみましたが、テスターの液晶画面が暗いままで、何も表示されませんでした。そして電源を交換するとパソコンが起動したということがあります。



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