Fujitsu CEシリーズ 分解
Fujitsuのスリムタワー デスクトップにCEシリーズがあります。
CEシリーズは、スリムタイプではあるもののほぼ全型番で内部へのアクセスが容易というのがあげられます。メモリ増設やHDD交換、光学ドライブの交換が簡単にできるということです。
今回、Fujistu CE65RWにて光学ドライブとHDDの交換をしてみましたので解説しています。同じ筐体が使われていると思われるものに、CE60RW、CE75R7、CE70R7、CE80RN8、CE70RN8など、類似型番にCE50RN、CE55R7、CE50R7などがあります。
Fujitsu CE65RW。光学ドライブとHDDの交換をしてみることにしました。
Fujitsu CEシリーズは、背面のネジを外すことでケースを取ることができます。大体2箇所。型番によりもう少し多いこともあるかもしれません。
ケースをスライドさせます。
ちなみにCEシリーズはディスプレイ端子に、Fujistu専用端子とVGA端子の2つがありますがこれは両方使用できます。Fujitsuの液晶ではなくてもつなぐことはできます。
CEシリーズの基本的なデバイスの構成。左上に電源、右下にCPUやメモリー、上に光学ドライブとHDD。CEシリーズの対応メモリは、メモリー増設にて調べることができます。
中央にある棒のようなものを外します。
光学ドライブ交換
ネジを外します。Fujitsu CEシリーズでは自作パソコンなどと同じ 5インチの光学ドライブが使用されています。
マウンタごと取り外します。光学ドライブの下にハードディスクです。
ネジを外してドライブを前から出します。
光学ドライブも読み書きができなくなって壊れることがあります。新品に交換することで再度利用できます。
メーカー製パソコンでも、ほとんどの機種で5インチの光学ドライブが使用されているので、自作パソコンと同じ5インチ内蔵ドライブが使用できます。接続規格はATAPI (IDE)とSATAがあるのですが、ここだけ間違わないようにすればいいでしょう。パソコンの仕様書を見るかケースを開けて光学ドライブの接続端子を見ればすぐ分かります。Fujitsu CEシリーズはATAPIが多いです。
内蔵 光学ドライブ。商品によってライティングソフトが付いているものと付いていないものがあります。ドライブを交換したとしても、もともとパソコンに付いているライティングソフトで使用できることがほとんどです。使用できない場合はフリーのライティングソフトもたくさんあるのでそれで対応できるかと思います。
ジャンパピンの設定は、基本的には扱いません。どのメーカーのパソコンも光学ドライブは通常マスターになっていて、交換用のドライブも始めからマスターになっています。
これはハードディスクも同じで、今のハードディスクはジャンパピン設定はケーブルセレクトという設定になっていて、パソコンに接続したら自動でマスターかスレーブを選択するようになっています。
そのまま交換して、ネジでとめます。
ハードディスク交換
ハードディスクは光学ドライブの下にあります。CEシリーズも世代によって取り外し方は異なります。緑のマウンタが付いてなくて単にネジでとめられていることもあります。
マウンタを付け替えます。マウンタがない場合はそのままハードディスクを入れてネジでとめます。
光学ドライブやHDDの交換が終わったら、電源やケーブルを付けます。ケーブルが短くて届かない場合は、マウンタを本体に取り付けてから電源やケーブルを付けます。
CEシリーズは、電源部とドライブの間の空間が狭く機種によってはケーブルの着脱が難しいこともありますが、その辺は工夫して何とかできると思います。
光学ドライブとHDDを交換後 BIOSにて確認。SATAにハードディスク、IDEのマスターに光学ドライブ。IDEのスレーブはもともとありません。
ハードディスク交換したら、リカバリーディスクをセットしてWindowsのインストールを進めます。
光学ドライブの交換は、ハードディスク交換と同じ要領でできます。ドライバのインストールなども不要で、WIndowsが起動後に自動で光学ドライブを認識するので、そのまま使用できます。
真ん中の棒はどうやってはずすんですか?
ネジを外したり ずらしたりすると 取り外すことができます。