NEC ValueOne MTシリーズ 電源を交換する

NECのValueOne MTシリーズの MT600/7で電源を交換してみました。

ValueOne MTシリーズは、ミニタワータイプのデスクトップパソコンです。

ValueOne MTシリーズ PC-MT6007A。

ValueOne MT600/7

サイドパネルを開けると内部にアクセスできます。電源が壊れているので取り外しています。

よく見ると、MicroBTXという規格になります。自作パソコン(ATXやMicroATX)では、左上に電源、マザーボードのIOパネルなのですが、それが正反対の右側になっています。一部のValueOne MTシリーズの機種に見られます。

ケース内部

今回は電源ユニットが壊れたので交換します。用意したのはパソコンパーツ店でも販売されているATX電源。80plusブロンズ 500wの電源を選びました。

ATX電源

取り付けてみるとネジ穴は一致。固定します。

ネジ穴

メイン電源・CPU電源につなぎます。

メイン電源とCPU電源

他のパーツ ハードディスクや光学ドライブなどにもつないで簡単に交換ができました。

電源交換

すべてのValueOne MTシリーズで交換できるかどうかは分かりませんが、ATX電源への交換はできる可能性が高いです。電源ユニットが壊れたり、グラフィックボードの増設などで電源不足・コネクター不足になったりケースもあるので、そうした場合は、電源交換も検討してみるといいかもしれません。

フロントパネルは取り外しができます。

フロントパネル取り外し

ハードディスク取り外しや交換では、ネジを1本外します。

ハードディスク取り外し

カードリーダーやハードディスクからマザーボードに繋がっているケーブルはすべて外して、前面からマウンタごと取り出します。

前面から取り出し

BTXとMicroBTXとは?

BTXやMicroATXというのは、自作パソコン(ATX・MicroATX)に近い規格です。

電源ユニットは、BTX用・MicroBTX用というのはなくて、自作パソコンと同じくATX電源やMicroATX電源を使います。

この規格は ATXやMicroATXの規格を提唱したIntelが、2003年に提唱したものです。

BTX規格というのは、ケース内のエアフローを改善したものと言われています。当時は CPUが高発熱・高商品電力であったため、CPUを始めとしたケース内のエアフローを考える必要があったと思われます。

通常のATX・MicroATXの電源では、このようなエアフローです。

ATXのエアフロー

BTXやMicroBTXのケースでは、フロントパネルからの吸気がすぐにCPU周辺に行き、リアへ流れていくという仕組みになっています。

BTXやMicroBTXでは単純に吸気がまずはCPUへ行くかたちなります。CPUを冷却しようという考えです。なぜBTXはこんな真逆な構成なのか?と思っていましたが、ひとつにはこうした意図があります。

また、メモリースロットもATXやMicroATXのマザーボードでは縦に付いていますが、BTXやMicroBTXのマザーボードではエアフローと平行になっているのも特徴です。

ただ、Intelが低消費電力・低発熱のCPU Core 2 Duoを開発したことで、このBTX・MicroATXの規格はほとんど使われることはなくなりました。発熱の多い Pentium 4やPentium D、またはCPUの冷却を考慮したサーバーなどで使われていたと考えられます。

BTX・MicroBTXの規格は、ATXやMicroATXとは、エアフローが違うということを知っておくといいかと思います。電源ユニットやその他のパーツ増設などではほとんど違いはありません。

メーカー製パソコンのBTX・MicroBTXのケースやマザーボードでは、いろいろと制約はあると思いますが、普通のメーカー製パソコンとは違い 電源ユニットなどの交換ができる可能性は高いです。



3 Responses to “NEC ValueOne MTシリーズ 電源を交換する”

  1. tsy より:

    はじめまして。
    同型のパソコンの電源ユニット交換に挑戦しています。
    もともと電源からつながっていたケーブルが、新たに買った電源に無く、困っております。

    本記事5枚目の写真(120111.jpg)右上に写っている、メモリ と 青赤黒のケーブル の間にある4本のピン?です。
    元々の電源からは白青黒のケーブルがつながっていました。
    マザーボードには「psu fan1」という刻印があります。

    このケーブルは何の意味をもつものですか?
    (自分なりに調べてみましたが、ファンの制御?)
    また、必ずつながなければならないものでしょうか。

    管理人様が交換した際の話を参考にさせていただけると幸いです。

  2. admin より:

    PSUというのは、Power Supply Unitを指しています。電源ユニットのことです。
    PSU_FANなので 電源ユニットのファンに関係していることが分かります。

    おそらく。仮説なのですが。
    これは電源ユニットのファン回転数を制御するものです。
    マザーボード側で電源ユニットのファンの回転数を上げたり下げたりということをするのだと思います。
    上げたり下げたりするのが、パソコン内部の温度に応じてか電源ユニット内部の温度に応じてかは分かりませんが。
    たぶんそうした類のものです。

    このパソコンは極力温度や音を抑えるように作成されているようなので、電源ユニットのファン回転数に配慮したと推測できます。
    メーカー独自の追加機能のようなものなのであまり気にすることはないと思います。

    そもそも今の電源ユニットは静音化しているので こうした機能は当時は必要だったかもしれないですが、今となってはあってもなくてもほとんど意味がないものだと思います。
    自作パソコンのマザーボードやATX電源に こうしたPSU_FANというコネクタを見ることもありません。

    というわけで今回は、何も接続せずにそのままにしております。

  3. tsy より:

    管理人様

    ご回答ありがとうございます。
    一度電源の交換は経験しているのですが、この件はなかなか判断がつかず困っていました。
    ご丁寧に、かつ早速で非常に助かりました。



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