インターネット設定の基本

ADSLや光ファイバーなどのインターネット設定は、大きく分けて2通りあります。

プロバイダのIDとパスワードを利用して接続することを PPPoE接続といいます。PPPoE接続は、パソコン側で行う場合とルーター側で行う場合があります。モデムとパソコンをつないで接続する方法と、ルーターを経由して接続する方法です。

近年は、ルーターを経由して接続する方法が一般的です。この場合ルーターにIDやパスワードの設定を行います。

利用しているインターネット環境が、ルーター経由かそうでないかは回線業者に問い合わせるか、ipconfigを使うことで知ることができます。

パソコンに設定

まずモデムとパソコンをLANケーブルで接続します。

ネットワークを右クリック→プロパティ。

ネットワークアイコン

ネットワークと共有センター。新しい接続またはネットワークのセットアップ。

新しい接続またはネットワークのセットアップ

インターネットの接続を選択して次へ。

インターネットの接続

ブロードバンド(PPPoE)をクリック。

ブロードバンド

プロバイダのユーザー名とパスワードを入力します。ユーザー名は、認証IDのようになっていることがあります。

パスワードを記憶するにもチェックを入れます。チェックを入れていない場合、パソコンを起動する度にパスワード入力などがあります。またパソコンでユーザーアカウントを複数作成している場合、他の人がこの接続を使うことを許可するにチェックを入れます。

接続名は、そのまま何も入力しなければ、デフォルトのブロードバンド接続という名前が使われます。

入力後、接続。

入力

インターネット接続のテストが行われます。

テスト

インターネット接続の確認を行うことができます。問題がなければ画面を閉じます。

インターネット接続が確立しない場合は、入力が間違っている可能性があります。前の画面に戻り、ユーザー名とパスワードを再度確認します。

インターネット接続の確立

タスクバー右端のネットワークアイコン。

ネットワークアイコン

ネットワークアイコンをクリックすると、接続状況が表示されます。

接続状況

パソコンを再起動させたり、新たに起動させた場合は接続は切れている状態です。ネットワークアイコンをクリックします。

ネットワークアイコン

接続名、この例では ブロードバンド接続をクリック。

ブロードバンド接続

再度、ブロードバンド接続をクリック。

ブロードバンド接続

接続をクリック。

接続

接続済みになります。

接続済み

作成した設定情報などを削除する場合は、この画面から行うことができます。

このようにモデムとパソコンを接続している場合は、パソコン側で設定を行います。また、ルーターのPPPoEブリッジ機能が有効の場合も、この方法でパソコン側でPPPoE設定を行うことができます。

ルーターに設定

一般的なインターネット接続は、現在 ルーターによる接続が主流となっています。

ルーターとパソコンを接続し、ルーターにログインして設定を行います。入力するのは、プロバイダのユーザー名とパスワードであり、パソコンに設定する場合と同じです。

ルーターへのログイン方法や設定方法はメーカーごとに異なりますが、ルーターにプロバイダのIDやパスワードを入力するという作業は同じです。

ルーター設定の例。

ルーターに設定

一度ルーターに設定すると、ルーターがインターネットへの接続を維持するため、パソコン側で接続の操作などを行う必要はありません。LANケーブルを繋いでいる状態であれば、インターネットには常時接続されています。

また、ルーターは複数台のパソコンを繋いで同時にインターネットをすることもできます。