インターネットの検索の仕組み
インターネットの基本、土台となっているものに検索エンジンがあります。GoogleやYahooです。他にもプロバイダのホームページをトップページにしているということもあります。
インターネットをするときは、ブラウザを起動させてキーワードを入力して検索します。
キーワードを入力すると、関連性の高いサイト、キーワードが合致したサイトが順番に表示されています。このプログラム、検索順位を決めているのが検索エンジンです。サーチエンジンともいいます。
GoogleとMicrosoft
検索エンジンを保有している会社、開発・提供している主要な会社として、GoogleとMicrosoftがあげられます。
Yahoo!Japanを使用している方も多いと考えられます。
以前 Yahoo!Japanは、米国のYahoo.comの検索エンジンを使用していましたが、現在はGoogleの検索エンジンを使用しています。
Yahoo!Japanで検索した結果とGoogleで検索した結果というのは、かなり違いがあったのですが、現在はほとんど同じになっています。またOCN、BIGLOBEなどプロバイダの検索システムも主にGoolgeの検索エンジンを使用しています。
Microsoftの検索エンジンは、Bingといいます。
Windowsのパソコンでは、ブラウザ Edgeの初期設定での検索エンジンは、Bingになっています。またデスクトップ左下の検索窓におけるキーワード検索では、Bingが使われています。
このように検索エンジンは、GoogleとMicrosoftのBingが主要なものとなります。
ポータルサイト
前述したOCN、Goo、Niftyなどのプロバイダのトップページや、Yahoo!Japanのようなホームページをポータルサイトといいます。
ポータルサイトの特徴は、検索システムをもち、トップページから様々なページにリンクが貼られていることです。例えば、ニュース、天気、辞書、地図、メール、会員ページなど。情報のデバート、入り口のような構成になっています。
これらのサイトは、検索エンジンというよりはポータルサイトというほうがより近いといえます。
Googleの検索エンジンをベースにはしているものの、多少カスタマイズされて表示されるので、ポータルサイトごとに検索結果は異なることもあります。
ロボット型とディレクトリ型
通常、検索エンジンといえばロボット型検索エンジンをいいます。
クローラーやロボットといわれるプログラムが、ホームページのリンクを辿り巡回しています。そして、データを取得して検索結果に反映させています。
Google、Microsoftは、ロボット型検索エンジンです。
これに対して、ディレクトリ型検索エンジンというのもあります。ディレクトリとは、フォルダのことです。つまり、ロボットではなく人の手によって、管理・分類されている検索エンジンのことです。
具体的には、ヤフーカテゴリーやGooカテゴリーなどがディレクトリ型検索エンジンになります。サイトを審査・登録し、カテゴリーごとに分類しています。
ディレクトリ型は登録されているサイト数が限られるので、インターネットにおける一般的な検索ではあまり使われることはありません。 そのため近年では、ディレクトリ型検索は減少しつつあり、ヤフーカテゴリーもGooカテゴリーもサービスの提供を終えています。
ロボット型検索エンジン
ロボット型検索エンジンの仕組みを、ひとことでいうと データベースです。
クローラーやロボットが巡回して取得したデータは、データベースに格納されています。ブラウザの検索窓にキーワードを入力すると、それに合致したページが抽出されて返ってきます。
検索エンジンは、インデックスと呼ばれる索引情報をもっています。データベース内のページをすぐに検索して抽出できるようにしています。書籍でいう目次のようなものです。
Webページがデータベースやインデックスに登録されることを、インデックスされるといいます。また検索することを、データベースに対して命令・要求を出すのでクエリということもあります。
データベース内は、キーワードごとにランキング形式になっており、検索エンジンごとに様々な要因で順位が決まっています。順位付けが高いものから ブラウザに表示されます。
このデータベース内で要因となっているもの、ランキングを決めているものをアルゴリズム、検索アルゴリズムといいます。
それぞれの検索エンジンは、会社が違うため、検索するシステムやアルゴリズムも異なってきます。
同じキーワードでも、それぞれの検索エンジンで検索すると検索結果が多少違ってきます。前述した ポータルサイトごとに異なることもあります。
利用している検索エンジンやポータルサイトが、使いにくいとか、目的のホームページを見つけにくいと思ったら、検索エンジンやトップページを変えてみるというのもひとつの方法です。
とはいっても、世界的に絶対的な人気を誇る検索エンジンがひとつあります。それは、Googleです。
Googleは、世界でも最も人気のある検索エンジンです。Googleマップ、G-mail、YoutubeなどもGoogleの提供しているサービスになります。
関連サービスが充実していることもありますが、検索システムが非常に優れているということもあげられます。満足度が高いということです。
Webマスターツール
ホームページを持っている人は、個人であれ法人であれ Webマスターといいます。Googleは、検索エンジンなのでWebマスター向けのツールも提供しています。
サーチコンソール(旧 Webマスターツール)といわれるものです。ドメインを取得して、はじめてホームページを運用したりする際には重要なツールとなります。
また、ホームページの作成における参考になるガイドブックとして 検索エンジン最適化スターターガイドを公開しています。
Googleが、検索エンジンとして不動の地位を確立しているのも、Webマスター向けのツールや情報が充実しているからといえます。
サーチエンジン・オプティマイゼーション
Search Engine Optimization サーチエンジン・オプティマイゼーションは、検索エンジン最適化を意味します。略して SEO、SEO対策ともいいます。
一般的には、検索エンジンで高いシェアを持つGoolgeに対する最適化で、サーチコンソール、検索エンジン最適化スターターガイド、ウェブマスター向けガイドラインを活用しコンテンツを作成・展開していくことです。
例えば、HTML作成での適切なタイトルタグ・メタタグ・見出しの設定、マルチデバイスへの対応、httpsへの移行もそのひとつになります。