第4回 OSの基本形を知る

パソコンには OSが欠かせません。

ハードウェアの集合がパソコンなのですが、これを人が操作してインターネットしたりメールができるようにするためには OSすなわちWindowsが必要です。

自作パソコンでは非常に分かりやすいのですが、すべてのパソコンパーツを組み立てたら最後に仕上げとして OSインストール作業を行います。

OSをインストールしなかったら電源は入るもののただの部品の集合でしかありません。

基本ソフトウェアと応用ソフトウェア

コンピューターの世界において OSは基本ソフトウェアといわれます。

OSは 他にも Mac、Unix、Linuxなどがあるのですが、すべて基本ソフトウェアです。

ハードウェア全体を管理し 人が操作できるように設計されています。

そしてOS以外のソフトウェア・プログラムは応用ソフトウェアといいます。

OSは極めてシンプルである

メーカー製パソコンだけを使っていると、Windowsがどういうものであるのか把握しにくいところがあります。

OSは基本ソフトといわれるもので、ソフトウェアではあるのですが、他のプログラムとは分けて考える必要があります。

どこまでがOSで、どれがプログラムかということです。

ここでは例として、Windows XPのOSを見てみます。

自作パソコンで使用する Windows XPです。OSインストール後、ドライバーのインストールなどを行った状態。

ここに本来のOSの姿を見ることができます。

Windows XP

スタートメニューとすべてのプログラム。OSにもともと付属しているソフトというのはそれほどありません。ブラウザであるIEとメールソフトなど必要最低限のものは付いています。他にはインストールしたドライバのソフトなどです。

スタートメニューとプログラム

常駐プログラムもほとんどありません。ここではグラフィックドライバー、タッチパット、サウンドのアイコンが表示されているぐらいです。

常駐プログラム

コントロールパネル→プログラムの追加と削除で見ると、ドライバーぐらいしかないことが分かります。

プログラムの追加と削除

メーカー製パソコンなどでは、デスクトップ上にアイコンがずらりと並んでいたり、常駐プログラムにいろいろなソフトが表示されていたり、スタートメニューの中にたくさんのソフト・プログラムが入っていると思いますが、それらもあくまで後からインストールされたものであることが分かります。

Cドライブの占有量。OSとドライバーのインストールでは7GBにも満たないことが分かります。XPはこれぐらい容量が少ないのです。

Cドライブ

自作パソコンで使用する Windowsというのはマイクロソフトが提供している純粋なOSで、余計なものは一切入っていないということです。OSそのものは極めてシンプルということになります。

OSインストール後はドライバーをインストールする

OSをパソコンにインストールした後は、ドライバーをインストールします。

OSをインストールしただけでは、LANやサウンドなどのハードウェアの機能は動作しません。デバイスマネージャでは認識されないデバイスとして表示されます。

これらのハードウェアをOS上で動作できるようにするのがドライバーです。ドライバーはOSとハードウェアの橋渡しをするものです。

こうしたドライバーというのは、自作パソコンではマザーボードに付属品として付いていたりWEB上で公開されています。

ドライバーをインストールすれば、基本的にパソコンとして使用できるようになります。インターネットやメールなど基本操作が可能になります。

この時点でも十分にパソコンとして機能を果たすことができます。


応用ソフトウェア いろいろなプログラム

自作パソコンで使用するOSを見てみると、OSが非常にシンプルなものであることが分かると思います。

OSとドライバーのインストールでパソコンの基本操作は可能になります。

パソコンでできることをさらに幅を持たせるようにするためにプログラムをインストールすることになります。

OS以外のソフトウェアを応用ソフトウェアといいますが、代表的なものには下記のようなものがあります。

Microsoft Office

Microsoft Officeは、ワード、エクセル、パワーポイントなどがセットになっているソフトです。それぞれの拡張子のファイルを開くことができます。

OSと同じく マイクロソフトのソフトですが、OSに付属しているわけではありません。OSとは別にソフトを用意する必要があります。

Adobe Reader、Adobe Flash Player

Adobe(アドビ)のソフトです。

Adobe Readerは、PDFファイルを開くことができます。Adobe Flash Playerは、動画サイトやフラッシュなどを見るときに使用されます。

Adobeのサイトで無償で公開されているので、自由にダウンロード・インストールすることができます。

Adobeのソフトも OSに付属しているわけではありません。

ウイルス対策ソフト

ウイルス対策ソフトもOSとはもちろん別になります。

インターネットを使用する場合は、ウイルス対策ソフトは必須となりますが OSやパソコンに合わせて自分に使用しやすいものを選択してインストールします。

メーカー製パソコンで初めから入っているものもありますが、あくまでもそれはOSとは別にインストールされたものでほとんどが期間限定の体験版などです。

その他ソフト

その他数多くのソフトがありますが、OSにはもともと付いていないものばかりです。

メーカー製パソコンではほとんどのソフトがOSとは別にインストールされているものだと思っていいでしょう。

メーカー製パソコンではすぐにパソコンが使用できるように、OSインストール後に、Microsoft Office、Adobe Reader、その他プログラムがすべてインストールされて販売されているということです。

パソコンというのは、OS+ドライバー+その他プログラムの3つ組み合わせで動作していると考えます。

プログラムの追加と削除では、OS関連、ドライバー関連、その他プログラム関連の3つが表示されていることになるので、OS関連やドライバー関連を誤って削除するとパソコンの基本操作に支障がでます。

なので使用していない その他プログラム関連の削除を行えばいいということになります。

リカバリーではどの時点に戻るか?

リカバリーすることでパソコンを初期状態に戻せるのですが、パソコンによってリカバリーで戻る時点は異なるといえます。

メーカー製パソコンでは、リカバリー=出荷時という形をとっているので、リカバリーを行うとOS、ドライバー、その他プログラムがすべてインストールされた状態に戻ります。Microsoft Officeだけは別途インストールすることがあります。

自作パソコンでは、リカバリー=OS再インストールになるので、OS単独の状態になりますので、再度ドライバーのインストール、その他プログラムのインストールが必要です。

メーカー製パソコンでも DELLやHPの場合は、リカバリー=OS再インストールという場合があります。この場合も自作パソコンと同じく、添付CDなどを使用してドライバーのインストール、その他プログラムのインストールが必要です。機種や型番などで異なるようです。

自作パソコンのほうがややパフォーマンスは高い

同じスペック(性能)のパソコンで、自作パソコンとメーカー製パソコンを比較したら、自作パソコンのほうがややパフォーマンスは高くなります。

単純に余計なソフトやプログラムが自作パソコンのほうが少ないためです。

メーカー製パソコンでは、パソコンの幅を持たせるためにいろいろなソフトがインストールされていて、常駐起動するものも多くあります。

古いパソコンではよくあることですが、OS以外のプログラムが多すぎて逆にパソコンのパフォーマンスが低下しているというパソコンもしばしば見受けられます。


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