‘ アポストロフィ(数値・数式→文字列)

Excelでは、'(アポストロフィ)を使うことで 数値・数式を文字列として表示させることができます。

アポストロフィは、単一引用符やシングルクォーテーションともいいます。アポストロフィの入力は、半角モードで Shiftキーを押しながら数字の7を押します。

例:B5に '001と入力。

0から始まる数値を入力

Enterで 001と表示されます。文字列なので左寄りとなります。ここでは 0から始まる数値を入力していますが、1や5のように通常の数値でも同様の結果となります。

001と標示

オートフィルの結果。

オートフィルの結果

Excelの設定にもよりますが、通常はエラーが表示されるため、「エラーを無視する」などの処理を行います。

エラーの処理

Excelのオプション→数式、エラーチェックツールの「文字列形式の数値、またはアポストロフィで始まる数値」のチェックを外すと、エラーを表示させないようにすることができます。

Excelのオプション設定

例:D5の数式の先頭にアポストロフィを追加。

数式の先頭にアポストロフィ

Enterで 数式がそのまま表示されます。

数式の表示

例:D4の関数の先頭にアポストロフィを追加。

関数の先頭にアポストロフィ

関数がそのまま表示されます。

関数の表示

他に数値や数式を文字列と表示させる方法として、先にセルを選択して ホーム→数値、プルダウンメニューから文字列にした後に 数値や数式を入力するというものがあります。そのため必ずしもアポストロフィを使うというわけではありません。

数式や関数を表示させる場合は、セルをダブルクリックして 先頭に ' アポストロフィを入力するだけで文字列として表示させることができるため、入力されている数式・関数を参考・確認しながら、別のセルに数式・関数を入力したり、Excelを使用する講座や講義で 入力されている数式・関数を表示する場合に用いるというような使い方が考えられます。