FLOOR.MATH関数(倍数切り捨て)

フロア・マス

FLOOR.MATH関数は、数値を指定した倍数に切り捨てる関数です。

引数は3つありますが、第3引数は既定値が0で省略することができます。

例:FLOOR.MATH関数を入力。引数にセルと基準値を指定。第2引数の既定値は1であるため、省略することもできます。

FLOOR.MATH関数

Enterで結果が表示されます。数値と倍数によっては、0となることもあります。

切り捨て

オートフィルの結果。

オートフィルの結果

4行目に第2引数の数値。I列は第2引数に1、第3引数に-1。

第2引数による違い

数値が正の場合は、第3引数は省略可能です。入力しても結果に違いはありません。負の数の場合は、第3引数に -1など0以外の数値を入力すると 0に近い方の倍数を返します。

FLOOR.MATH関数は、第2引数を1とすることで小数点の切り捨てを行うことができます。また、金額などの端数の処理などに使うことが考えられます。

FLOOR.MATH関数と反対の関数に、CEILING.MATH関数があります。FLOOR.MATH関数は 指定した倍数に切り捨て、CEILING.MATH関数は 指定した倍数に切り上げる関数です。