複合参照

複合参照とは、相対参照と絶対参照を組み合わせ方法のことです。

例:C5に数式を入力。

縦にオートフィルを行う場合は =B5*C$4や=B5*$C$4でも同じ結果ですが、横にもオートフィルを行うため $B5となります。つまり列の固定(絶対参照)と行の移動(相対参照)となります。

また C$4に関しては、列の移動(相対参照)と行の固定(絶対参照)となります。

数式の入力

Enterで結果が表示されます。

結果の表示

オートフィルを行います。

オートフィル

横方向にもオートフィルを行います。

横方向にオートフィル

C列とD列に結果が表示されます。桁区切りで表示。

オートフィルの結果

D9の数式を確認すると、=$B9*D$4になっています。つまり セル番地はB9とD4となっており、どのセルも 行と列それぞれが適切なセル参照となります。

複合参照

複合参照は、2列以上の表形式で オートフィルによる自動入力を行う際に使うことがあります。

主に行と列それぞれの乗算を行うことが多くなりますが、数式を入力する表の一番左上のセルは、左側のセル参照が $B5のように列を固定、右側のセル参照が C$4のように行を固定というかたちになり、一般的にこれが雛形の入力になります。

Excelにおいて複合参照はそれほど使うわけではありませんが、九九の表などの作成、クロス集計表での利用などが考えられます。