NOT関数(論理否定)

ノット

NOT関数は、引数の論理式の結果が TRUEであればFALSE、FALSEであれば TRUEを返す関数です。NOTは ~ではないという否定の意味であり、結果を反転させて返します。

論理式とは、比較演算子を用いた式のことです。

例:NOT関数を入力。引数に論理式を指定。B4が70以下。

NOT関数

Enterで結果が表示されます。55は70以下ですが、結果が反転しFALSEとなります。

論理否定の結果

オートフィルの結果。

オートフィルの結果

例:同様に関数を入力。引数に論理式を指定。文字列を使うこともできます。B4は東京(文字列)。

NOT関数

オートフィルの結果。B4は東京(文字列)ですが、結果が反転しFALSEとなります。

オートフィルの結果

NOTは、Aではないのように Aの否定となり、Aが真であれば偽、Aが偽であれば真となります。論理否定ともいいます。言い換えると、Aであれば FALSE、Aでなければ TRUEとなります。

Excelでは、~ではないという数値や文字列をTRUEとする際に使用することが考えられます。NOT関数は、単独で用いるというよりも IF関数などで使うことのある関数です。