自作パソコンの第一段階

自作パソコンでは、マザーボードへのCPU取り付けからスタートします。どの世代のパソコンを自作するにしても、基本的な流れは同じです。

  • マザーボードの準備
  • CPU・CPUクーラーの取り付け
  • メモリーの取り付け

CPUはパソコンの頭脳です。パソコン稼働後は最も発熱するところで、組み立て時は一番最初でありながら、最も慎重に行うところになります。

CPU

マザーボードを袋から取り出します。基本的に静電気防止手袋を使うのが無難です。

机の上などに 少し厚めの布製のものやプチプチなど敷きます。そして、包んでいた袋を下に敷きます。布などを敷くのは、CPUクーラーを取り付ける際に力が加わるためです。

下に敷くもの

マザーボードのCPUを装着する部分に、プラスチック製のCPUソケットのカバーが付いているので、これを外します。

CPUソケットカバー

CPUソケットを開きます。レバーなどで固定されているので解除します。CPUソケット内にゴミが入ったりしないようにします。

解除

CPUを準備します。裏面は基盤になっているため、両サイドを指ではさむように持ちます。

CPU

ここでは、IntekのLGA1151の例です。CPUソケットに凹凸があり、CPUの凹凸と合うようになっています。CPUソケットに対して CPUの向きを合わせます。

CPUソケット

CPUを装着します。この時は慎重に行うようにします。中途半端に取り付けて左右にずらしたりすると、CPUソケットのピンが曲がったりするので注意します。

CPUを持ちやすくするため、静電気防止手袋を外すことがあります。左手は近くに近づけておいて落下やトラブルに備えておきます。

CPUソケット側に少し窪んでいるところがあるので、そこにCPUを持った指が当たるようになっています。この場合、CPUソケットの上下に窪みがあるので、CPUを親指が下、人差し指が上のように持つと取り付けしやすくなります。

装着

CPUを装着したら、カバーを閉めレバーでロックします。

ロック

CPUクーラー

CPUクーラーです。CPUファンとヒートシンクが一緒になっています。

CPUクーラー

ヒートシンクの裏には、CPUグリスが塗ってあるため、触れないように注意します。

CPUグリス

IntelのCPUクーラーは、デフォルトでは矢印は写真のように向いています。そのまま取り付けできるようになっています。

矢印

CPUクーラーの取り付けでは、事前にCPUファンのケーブルの取り付け場所を確認します。ケーブルが届けば特に問題はないため、CPUクーラーの取り付けの向きは厳密に決まっているわけではありません。

マザーボードの4ヶ所の穴にそれぞれのピンをあわせます。土台がマザーボードにきちんと収まっているか確認します。

マザーボードに取り付け

CPUクーラーの固定は、右上→左下→左上→右下のように 対角留めを行います。きちんとはまるとカチッと小さく音がなるのが特徴です。

CPUファンのケーブルは、マザーボードのコネクタに接続します。CPUの近くの CPU_FANとある箇所です。

CPUクーラー取り付け後

CPUクーラーを取り付けると、そのまま手で掴むことができます。マザーボードの裏面を確認します。正常に取り付けできている場合、プラスチックの土台に4本の黒いピンが収まっています。

黒いピン

メモリー

メモリーを準備します。

メモリー

メモリースロットを確認します。メモリーの切り欠きとメモリースロットの凹凸を合わせるようにします。

両端の爪を外側に開きます。メモリースロットによっては片側だけのこともあります。

メモリースロット

メモリーの両端を持ち、スロットに押し込みます。メモリースロットの爪がメモリーにきちんとかかれば正常に装着されています。

爪

これでCPU・CPUクーラー・メモリーのマザーボードへの取り付けは終わりです。マザーボードごと動かす時は、CPUクーラーを掴みます。

取り付け後

このように、マザーボードにCPU・CPUクーラー・メモリーを正確に取り付けます。

一般的に自作パソコンでは、この状態で電源ユニットやフロントパネルコネクタ、ディスプレイをつなぐと、BIOSを起動させることができます。つまり、パソコンの中核ともいえるものができあがるということになります。

実例

Mini-ITXMini-ITX。

マザーボードの大きさが異なりますが、取り付けの流れは同じです。


LGA775純正のCPUクーラーでない場合も、手順に従い取り付けを行います。

そのソケットに対応しているCPUクーラーであれば、取り付けはできるようになっています。


バックプレートタイプバックプレートタイプのCPUクーラーでは、CPU取り付け後に、マザーボードの裏側にバックプレートを付けます。


CPUグリスの塗布熱伝導率などを考慮して、はじめから別のCPUグリスを塗布することがあります。

この場合、CPUクーラーに付いているグリスは除去します。


メモリーの爪メモリースロットの爪が片側のみというものがあります。近年増えているタイプです。

まず片側の爪をずらして、メモリーの取り付けができるようにします。そしてメモリーは通常のスロットでの取り付けと同じように、スロットに対して垂直に取り付けます。

片側のスロットの爪が開かないため、メモリーを取り付けにくく感じることがありますが、メモリーを斜めにしたり、角度をつけて取り付けたりすると、メモリーやメモリースロットが故障する可能性があります。

メモリー1枚メモリーを1枚使う場合は、いずれかのスロットに取り付けます。

CPU付近はやや熱がこもるため、一般的にCPU側から2番目~4番目いずれかを使います。


どのスロットに取り付けても、概ね動作しますが、推奨の場所はマザーボードのマニュアルに記載されています。

デュアルチャネルデュアルチャネル。

メモリースロットが4つあり、メモリーを2本1組で使う場合、メモリースロットは1と3、2と4のように同じ色になっているスロットに取り付けます。


1と3、2と4のいずれかを使うかは、マニュアルで確認します。

デュアルチャネル×2デュアルチャネル×2。(4GB×2)×2。


NVMe SSDNVMe SSD。

M2スロットへのNVMe SSDの取り付けもこの段階で行うことができます。


CPUファンの電源の場所やメモリースロットの取り付け場所など、不明な点はマニュアルを確認しながら進めていくことになります。