コンピューターに搭載されているOS

OSとは、コンピューターを動かすためのソフトウェアのことです。

Operating System オペレーティング システムの略。コンピューター全体を管理、制御し、人が使えるようにする役割があります。

身の回りにある家電製品や産業機器などのコンピューターには、役割や機能は異なりますがOSが入っています。

パソコンに関していうと、マイクロソフト社のWindowsが最も有名です。

パソコンが起動し、マウス・キーボードでの入力、インターネットやメール、印刷など様々なことを可能にしています。

OSの種類

パソコン

パソコンパソコンには、Microsoft社のWindowsとApple社のMacに搭載されている Mac OSが有名です。他に GoogleのChrome OSなどがあります。


サーバー

サーバーサーバーには ファイルサーバー、Webサーバーなど様々なものがあります。

会社などにある業務用サーバーでは Windows Server 2003、2012など。

ファイルサーバーやWebサーバーでは UnixやLinuxなどが主に使われています。

身近なところでは、ネットワークディス NASの多くは LinuxをベースにしたOSです。

スマートフォン

スマートフォンスマートフォンには Apple製のiPhoneに搭載されている iOS、Apple製以外のものは ほとんどが Android OSになります。


タブレット

タブレットタブレットは Windows、iOS、Android OS、Fire OSなどに分かれます。


身の回りのデジタル機器、ネットワーク機器、家電製品、産業機器など人が操作するものには、組み込みOSという簡易的なオペレーション・システムが入っています。

汎用OSとリアルタイムOS

パソコン、サーバー、スマートフォンなど一般的によく知られているOSは 幅広い機能や他のアプリケーションとの組み合わせを重視しており、汎用OSといいます。

それに対して、組み込みOSは必要最低限の機能だけを持ち、リアルタイム性や応答速度を重視しているので リアルタイムOSといいます。

例えば 洗濯機や炊飯器、自動販売機のボタンを押せばすぐに反応して動き出します。

遅れる、動作が遅いということがないように作られています。

OSとストレージ

OSは、パソコンでは HDDやSSDなどのストレージに、スマートフォンやタブレットでは 内蔵のフラッシュメモリーであるROMにインストールされています。

OSとストレージ

OSをストレージにインストールしただけでは、接続されているハードウェアは正しく認識されず動作できないこともあるため、通常はドライバとよばれるソフトウェアを使います。

ドライバ

組み込みOSも 内蔵されているROMに書き込まれています。

基本ソフトウェアと応用ソフトウェア

コンピューターは、OSがインストールされてはじめて操作できるようになっています。コンピューターの基本操作に関わるソフトなので、基本ソフトウェアともいいます。

基本ソフトウェア

他に何か特定のこと、例えば表計算、文書作成、電子メール、Web閲覧、会計業務などに使われるのが 応用ソフトウェアといわれるものです。

応用ソフトウェア

応用ソフトウェアのことを、アプリケーション、アプリケーションソフトウェアといいます。

マルチタスク

パソコンでは、Webブラウザを開きながら WordやExcelを操作するなど複数のアプリケーションを使うことができます。

これは、OSのマルチタスクといわれる機能です。

マルチタスク

CPU、メモリー、ハードディスクなどパソコンのハードウェアを コンピューター資源リソースといいます。

OSは、アプリケーションをプロセススレッドとよばれる単位で管理することで、CPUやメモリーのコンピューター資源を適切に分配し、複数のアプリケーションを同時に動かすことを可能にしています。

タスクマネージャでは、OS上でどんなアプリケーションが動作しているか?メモリーやCPUのリソースがどれだけ割り当てられているか?分かるようになっています。

タスクマネージャ

WindowsやMacなど汎用OSが搭載されているコンピューターは、マルチタスクが可能なので、マルチタスクOSともいいます。

カーネル

OSの中でも核となる部分をカーネルといいます。スーパーバイザーともよばれます。コンピューター資源の管理など ハードウェアとソフトウェアの架け橋・仕組みの部分にあたります。

カーネル

一般的に Linuxという時は、このカーネルのことを指します。

このLinuxに様々な機能を付加し、コンピューターで使えるようにしたものを Linux ディストリビューションといい、Red Hat Enterprise Linux、Cent OS、Ubuntuなどがあります。

GUI

WindowsやMacなどのように、グラフィカルな画面をグラフィカル・ユーザー・インターフェース GUIといいます。GUIは、ユーザーが操作方法を熟知していなくても、直感的に操作できるのが特徴です。

Windowsでは、パソコンを起動させるとデスクトップという画面が表示されます。文字通り 机の上です。

デスクトップ

ハードウェアには、実際にこのようなスペースはないのですが、パソコンを使いやすくするために OSがデスクトップというスペースを作り出しています。デスクトップ上に表示されるアイコンも、実際に存在するものに見立てています。

OSは、このような隠喩 メタファーを用いることで、ユーザーが操作しやすい環境を作り出しています。

隠蔽・抽象化

パソコンの内部にどのようなハードウェアがあり、動作しているのかよく理解していなくても、パソコンそのものはある程度使えるようになっています。

ハードウェア

例えば、CPUはコアが複数あり 別々の作業をしている、ハードディスクは高速で回転し ヘッダと呼ばれる機器で磁気ディスクからデータを読み書きしているなど、パソコン操作中に意識することはほとんどありません。

このようにハードウェアの実体や詳細が隠されていることを ハードウェアの隠蔽といいます。

また、ハードウェアを変更しても今までと同じように操作できます。

例えば、外付けハードディスクでもUSBメモリーでも同じ記憶機器なので操作方法はほとんど変わりません。マウスやキーボードを取り替えても同じです。

このようにハードウェアを隠蔽し、ハードウェアの持つ基本的な機能・共通の機能を抜き出して、ユーザーに分かりやすく提供することを ハードウェアの抽象化といいます。

オープンソースソフトウェア

ソフトウェアの仕組み部分にあたるソースコードが公開されているものを オープンソースソフトウェアといいます。

原則として著作権はありますが、一定の条件のもとで自由に改良したり配布することができます。

Linuxは オープンソースソフトウェアで、Linuxから出たOSに Ubuntu、モバイル用のAndroidなどがあります。サーバー、ネットワーク機器、モバイル機器、組み込み機器などに幅広く使うことができるため、適応力が高い、すなわち スケーラビリティが高いOSです。

OS以外のオープンソースソフトウェアには、ブラウザのFirefox、メールソフトのThunderbird、オフィスソフトのOpen Office、画像編集ソフトのGIMPなどがあります。