Intel プッシュピンタイプ

CPUを冷却しているのが CPUクーラーですが、CPUグリスの塗り替えやCPU交換などの際は、CPUクーラーを取り外す必要があります。

CPUクーラーは、主に2通りの固定方法があります。

ひとつはIntel プッシュピンタイプといわれるもので、手動で固定するタイプです。もうひとつはバックプレートタイプで、これはマザーボードの裏にネジ受けのプレートがあるのでネジを緩めるだけでCPUクーラーは取り外せるようになっています。

自作パソコンにしろ BTOパソコンにしろ CPUクーラーはIntel プッシュピンタイプのものがよく使われています。

IntelのCPU付属のリテールクーラーで採用されているので Intel プッシュピンタイプといいますが、その他のメーカーのCPUクーラーでもほぼ同じプッシュピンタイプになります。

Intel純正 CPUクーラー

Intel純正CPUクーラーLGA1155 Intel純正のCPUクーラー。LGA775から基本的な仕組みは同じで、多くのCPUクーラーが Intelプッシュピンタイプを採用しています。

仕組み

ここでは LGA775ソケットのマザーボード・CPUクーラーを使って解説しています。見やすいようにマザーボードはケースから取り出しています。

CPUクーラーCPUクーラーが固定されている状態です。


マザーボードの裏面正常に固定されている時 マザーボードの裏面はこのようになっています。黒いピンが突き出しているのが分かります。


矢印CPUクーラーの4箇所の留める箇所にはうっすらと矢印が記されています。矢印はこのようにCPUのある中心とは反対の方向に向いています。



取り外し

マイナスドライバー窪みにマイナスドライバーなどを入れます。


回転矢印の方向に回転させると、矢印のマークが内側を向きます。4箇所ともこのようにします。


引き上げる次に留め具を上に引き上げます。基本的に手で力を入れて引き上げるのですが、硬い時もあります。


5mm留め具は 5mmほど上に上がるようになっています。この作業はマザーボードの裏に出ている黒いピンを上に引き上げる作業になります。。


ピンが抜けるマザーボードの裏側は、ピンが抜けて引っ込んでいることが分かります。


CPUクーラー取り外し4箇所とも上に引き上げていることができていれば、CPUクーラーは軽く持ち上げるだけで取り外すことができます。マザーボードから取り外す時は、CPUファンの電源ケーブルを抜きます。

取り付け

CPUクーラーの取り付けは、取り外しとは逆の手順と考えるといいでしょう。

矢印の向きまず 黒い留め具に刻印されている矢印の向きを外側に向けます。

緑の矢印のように 刻印を合わせます。

なので 実際は、外側に黒い部分を回転させる感じです。


横から横から見るとこのようになります。


土台CPUクーラーの土台(足)を4つの穴に収めます。白いプラスティックの土台がきちんと入るようにします。


裏側この時、マザーボードの裏側はこのようになっています。白いプラスティックの土台がきちんと入ることでピンを固定できるようになります。


対角止めプッシュピンタイプのCPUクーラーは、対角止めが推奨されています。均等にバランスよく取り付けを行うためです。それぞれ真下に力を入れるとピンが押し下がるようになっています。ピンが入ったら「カチッ」と音がすることがあります。


CPUクーラーの取り付け後取り付けに成功すると、マザーボードの裏はこのようになっています。


メンテナンスホールあとでCPUクーラー交換をする際は、マザーボード取り外しは行わず、PCケース背面のメンテナンスホールといわれる部分から確認します。

バックプレートの取り付けもここからできます。

失敗例

CPUクーラーの装着のよくある失敗例です。

失敗例上から力を入れた時にプッシュピンを固定するプラスチックの土台が穴に入らずに、外に出てしまっている状態。CPUクーラーを一度取り外して形を整えてやり直します。土台を穴に入っているのも確認し忘れるとこうしたことも起きます。


メンテナンスホール1箇所 白い土台が入っておらず、取り付けに成功しているようで 完全にできていない状態。


CPUクーラーの装着がうまくできていない場合、パソコンの電源を入れてもすぐに電源が落ちるということもあります。

ヒートシンクが、少し浮いた状態になっていて CPUが冷却されないためです。