FORMULATEXT関数(数式の表示)

フォーミュラ・テキスト

FORMULATEXT関数は、数式を文字列に変換して返す関数です。数式には関数も含まれます。FORMULAは数式、TEXTは文字列の意味。

引数には、セル またはセル範囲を指定します。

例:FORMULATEXT関数を入力。引数にD5のセルを指定。

FORMULATEXT関数

Enterで結果が表示されます。D5に入力されている数式が表示されます。

数式の表示

オートフィルの結果。

オートフィルの結果

例:引数にD4のセルを指定。

引数にセルを指定

オートフィルの結果。

オートフィルの結果

引数には セル範囲も指定することができるため、D4ではなくD4~D13を範囲選択して D4:D13と指定すると、すべてのセルの数式が自動的に表示されます。また、数式は列幅の調整をしなくても特に問題なく表示されます。

数式は、対象のセルを選択すると数式バーに表示されたり、セルをダブルクリックすることで確認することができます。そのため、数式や関数の確認で必ずしもFORMULATEXT関数を使うというわけではありません。

また、FORMULATEXT関数は 別のセルに入力して 対象のセルの数式を表示させます。引数はセル参照になります。

例えば、上記のD4に =FORMULATEXT(=IF(B4>=60,”可”,”不可”))と入力しても、メッセージが表示され単一引用符(アポストロフィ)を使うように指示があります。FORMULATEXT関数は別のセルで表示、単一引用符は該当のセルで表示という違いがあります。

FORMULATEXT関数は、入力されている数式・関数を参考にしたり確認しながら、別のセルに数式・関数を入力したり、Excelを使用する講座や講義で 入力されている数式・関数を表示する場合に使うことができます。FORMULATEXT関数で表示した数式のフォントサイズを大きくして、拡大して表示させるなどの使い方も考えられます。