CPU交換でパソコンのスペックを上げる

自作パソコンのカスタマイズの中でも、CPU交換は醍醐味の一つです。

IntelやAMDは次々と新しいCPUを発売していきますので、高性能なCPUでも型落ちしたり、中古ショップで店頭に並んだりすれば発売当時の5分の1以下の価格であることも珍しくありません。

パソコンの性能を上げる一つの方法がCPU交換です。

ここでは、CPU交換をするための準備や実際の交換方法について解説しています。

準備

1.現在のCPUを調べる
今現在使用しているCPUを把握することは大切です。

これにより、先ずCPUソケットを知ることができます。そして同じCPUソケットでより性能が高いCPUにどういうものがあるのか知ることができます。

CPUやCPUソケットはフリーソフトでも調べることができます。

2.マザーボードを調べる
CPU交換は、マザーボードがそのCPUをサポートしていることが必要条件です。CPUソケットが同じCPUであってもマザーボードの対応状況によっては交換できないこともあります。

今使用しているマザーボードを把握します。自分で自作したらマザーボードは把握できているものですが、分からない場合は上記のCPUを調べることができるフリーソフトでも知ることができます。

3.マザーボードメーカーでCPU対応状況を調べる
使用しているマザーボードが分かったら、そのマザーボードメーカーへ行き、CPUサポート情報、CPU対応リストなどを確認します。

ASUS 例
ASUS

GIGABYTE 例
GIGABYTE

MSI 例
MSI

対応するCPUが一覧で表示されます。BIOSのバージョンによって対応可否が違うときもあります。
CPU対応リスト

4.BIOSはできるだけ最新にする
同じマザーボードでもBIOSのバージョンによって対応できる場合と対応できない場合があります。可能な限りBIOSは最新バージョンにして使用することをおすすめします。




実際の交換方法

それでは実際にCPUの交換を解説してみたいと思います。

まずケースを開けます。埃や汚れが目立つようなら先にクリーニングしたほうがいいでしょう
ケース

CPUを交換するには、CPUファンとヒートシンクを取り外す必要があります。CPUファンの取り外し方法は、ソケットの種類により異なります。ソケットやCPUファンの形状により取り外し方法は異なりますので、それに従って取り外してください。ここではIntelのLGA775ソケットの一般的なCPUファン・ヒートシンクでの取り外しを行ってます。
CPUファン

ファンの電源ケーブルを抜きます。
電源ケーブル

Intelのファンは矢印が見えるようになっています。よくみると矢印が浮き上がって見えますので確認してください。CPUファンがマザーボードに付いている状態では、矢印は下記の写真のようになっています。
矢印

これをマイナスドライバーなどで、矢印を内側に向けます。
内側へ

4ヶ所すべてで矢印を内側にむけ、黒いつまみを指で上に引きます。4本の足が緩くなりますのでCPUファンを上から掴み、上に持ち上げます。
黒いつまみ

CPUファンとヒートシンクがとれます。
CPUファンとヒートシンク

CPU部分。
CPU部分

レバーでロックを解除し、CPUカバーを上げます。このときにCPUカバーにグリスなどが付着している場合は取り除いておきます。CPUカバーの両面をしっかり確認してCPUグリスをきれいに除去しておきます。CPU上のグリスはここでは除去せず取り外してから行います。
カバー

取り外したCPU(左)と新たに取り付けるCPU(右)。
CPU

CPUの窪みとソケットの窪みは必ず合うようになっていますので、慎重にCPUを取り付けます。
インストール

新しいCPUにCPUグリスを塗ります。リテール品のCPUを購入し、CPUファンが付属していてそれを使用する場合は新しいCPUファンにグリスがすでに付いているので、CPUにグリスを塗る必要はありません。
グリス

元々付いていたCPUファンを使用する場合は、付いていたグリスはきれいにふき取ります。
ふく

CPUファンの足の矢印を再度外側へむけます。これ行わないとCPUファンのマザーボードへの装着ができません。
外側へ

矢印を外側に向けたら、黒いつまみが上にあがっていることを確認します。
上に

4ヶ所の足をマザーボードに入れ、右回り左回りではなく対角線ごとに上から強く抑えていきます。カチッという感触や音があることを確かめます。CPUファンの電源ケーブルも忘れずに接続しなおします。
抑える

パソコンのケースを閉め、電源を入れるとマザーボードによってはメッセージが出ます。
メッセージ

この場合、BIOSが新しいCPUを認識したというメッセージを出しているだけなので、F1などでBIOSに入り、そのまま何も扱わずSAVEしEXITします。

CPU交換後の新しいCPUがきちんと認識されているかどうかは、BIOSのSYSTEM情報か、パソコン起動後のマイコンピュータ→プロパティなどで確認します。
BIOS

マイコンピュータ→プロパティ。今回はCeleron D(左)からPentium 4(右)に変更を行いました。
マイコンピュータ

CPUの交換で一番失敗しやすいのが、CPUファンの装着ミスです。CPUファンの装着に成功しているかどうか、CPUに温度の異常がないかどうかなどは、EVERESTHWmonitorなどのフリーソフトで温度を測定して確認します。
温度

CPUの選び方・購入方法

1.CPUソケット
CPUにはCPUソケットというものが決められています。どういう形状かというものです。またマザーボード側もCPUソケットは決められています。

Intelに関して言うとそれほど種類が多いわけではありません。

ソケット478、LGA775、LGA1156、LGA1366、LGA1155、LGA2011になります。このうち一般的によく使用されるCPUソケットは、ソケット478、LGA775、LGA1156、LGA1155になります。LGA1156、LGA2011はハイエンドなパソコンになります。

特に交換の需要として多いのは、LGA775、LGA1156、LGA1155に絞られてくると思います。

どのCPUが性能が高いのかは クロック数やキャッシュを目安に同じCPUソケットのもので探していくことになります。

1.CPUの購入
CPUはパソコンショップで購入することができますが、販売されているのは最新のCPUソケットのみになります。

旧世代のCPUは、中古パソコンパーツとして流通しているのでそれらの店舗に直接出向いたり、通販で検索して探したりするとすぐに見つかるものです。じゃんぱらやドスパラ、ソフマップなどが特に揃っています。




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